夏をのりきるための水分のとりかた

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夏をのりきるための水分のとりかた

2024/07/15

夏をのりきるための水分のとりかた

以前にブログでも夏バテや熱中症について、とりあげてきました。

今回はこの季節に気をつけたい上手な水分の取り方についてお伝えしていきたいと思います。

 

「のどが渇いてから水分をとるのでは遅すぎる」という話を聞いたことがある人もいるかと思います。

というのも、のどが渇いたと自分で気づいた時点では、すでに脱水症になっています。

そのため、そうなる前に水分を摂取することが勧められているわけです。

 

たとえば、朝起きたときや、通勤で歩いたあと、運動をするとき、入浴後、就寝前など

こまめに水を飲めば、水分不足におちいることなく、疲労回復や健康維持に役立てることができます。

年をとると喉の渇きに気づきにくくなる

特に高齢になってくると身体の水分が不足していても喉の渇きを感じにくくなると言われています。

 

これは、高齢になると「口渇中枢」(喉の渇きを感じる中枢)の機能が低下してくることで起こってきます。

つまり、汗をかいて水分を必要としているときでも、喉の渇きを感じにくく、水分摂取が遅れがちになりやすいということです。

では、のどの渇きがあてにならないとすると何を指標にしたらよいのでしょうか?

 

尿の状況を見るのがわかりやすいかと思います。排尿の頻度や尿の色です。

 

具体的には、尿の色が、明るく淡い黄色であれば特に問題はありません。それが尿の色がいつもよりも濃くなってリンゴジュースのようになっているとしたら水分が足りていないおそれがあります。

 

その場合はすぐに水分を摂るようにしましょう。

尿の回数が少なくなっているというのであれば、もっと水分が足りていない可能性があります。

 

では、その時に選ぶ飲み物としては、何がいいのでしょうか?

暑い日でお休みのときだとついついビールなどのアルコールを飲んでしまうという方もいるかもしれません。

それがいけないというわけではありませんが、水分補給の手段としてであれば、逆効果と言わざるを得ません。

 

というのも、アルコールには非常に強い利尿作用があります。

特にビール。1リットル量のビールを飲むと1.1リットルの水分が失われると言われています。

 

つまり水分が補給されるどころか、よけいに脱水を助長させる結果になってしまいます。

そのため、アルコールを摂取するときには、コップ1杯の水も飲むことを心がけるとよいでしょう。

 

また、脱水症を心配するあまりお水を一気に多量に飲むというのも考えものです。場合によっては、かえって体内の電解質のバランスが崩れて体調不良が起こることもあります。飲む量は、かいた汗の量を目安にし、汗で失われた塩分(ナトリウム)などのミネラルもいっしょに補給することも大切です。

 

汗をかいた際の手軽な水分補給としては、スポーツ飲料が便利です。

どのスポーツ飲料を選ぶかについては、こちらも参照してください。

https://hetero-clinic.jp/blog/detail/20230627131348/

 

自分の状態に応じた量の水分補給を行い、暑い夏を乗り切っていきましょう。

今日も良い一日をお過ごしください。


こちらの記事も参考にしてください。

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