熱中症(4)

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熱中症(4)

2023/07/16

熱中症(4)

暑さ指数(WBGT)とは

  • 暑さ指数(WBGT:Wet bulb globe tempereture)とは、

熱中症を予防することを目的として、1954年にアメリカで提唱された指標です。

  • 人体と外気の熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。
  • 熱収支に与える影響の大きい以下の3つを取り入れています

①湿度

②日射・輻射などの周辺の熱環境

③気温

ちなみに、輻射というのは

物質を介さず温度の高い方から低い方へ熱が伝わる現象です。

たとえば、冬に縁側で日向ぼっこをしていると体が暖かくなるとか

夏にトンネルに入ると体がひんやりと涼しくなるとかいうものです。

これは、外の気温は同じでも太陽の熱が身体に移動したり、

身体の熱がトンネルの壁に移動するためにおこってきます。

暑さ指数と熱中症

暑さ指数が28(厳重警戒)を超えると熱中症の発症が多くなります。

日常生活における指針

暑さ指数
(WBGT)
注意すべき生活活動の目安
注意事項
危険(31以上)
全ての生活活動で起こる危険性
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。
外出はなるべく避け、涼しい室内へ移動する
厳重警戒(28~31)
全ての生活活動で起こる危険性
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する
警戒(25~28)
中等度以上の生活活動で起こる危険性
運動や激しい作業をする際は定期的に十分な休息を取り入れる
注意(25未満)
強い生活活動で起こる危険性
一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある

運動に関する指針

気温

(参考)

暑さ指数

(WBGT)

運動指針

 
35度以上 31以上 原則中止

特別の場合以外は運動を中止する

特に子どもの場合は中止すべき

31~35 28~31

厳重警戒

(激しい運動は中止)

熱中症の危険性が高いので激しい運動や持久走などの体温が上昇しやすい運動は避ける

10~20分おきに休憩をとり、水分・塩分の補給を行う。

暑さに弱い人は運動を軽減または中止

28~31 25~28 警戒
(積極的に休憩)

熱中症の危険性が増すので、積極的に休憩をとり、適宜水分・塩分を補給する

激しい運動では30分おきくらいに休憩をとる

24~28 21~25

注意

(積極的に水分補給)

熱中症による死亡事後が発生する可能性がある

熱中症の徴候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する

24度未満 21未満 ほぼ安全
(適宜水分補給)

通常は熱中症の危険は少ないが、適宜水分・塩分の補給は必要である

市民マラソンなどではこの条件でも熱中症を発生するので注意

 

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