認知症を抱える家族と共に:サポートと理解を深めるガイド その3

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認知症を抱える家族と共に:サポートと理解を深めるガイド-3

2024/04/12

認知症を抱える家族と共に:サポートと理解を深めるガイド-3

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

最近、Chat GPTを使い始めました。

だんだんと新しいことを始めることに戸惑いを感じてしまいますが、

始めてみると案外楽しいですね。

先ほど、4月12日の出来事を教えてもらいました。

  • 1861年、南北戦争が始まり、南軍がサムター要塞に砲撃を開始しました​ (The HISTORY Channel)​。
  • 1917年、第一次世界大戦中にカナダ軍がヴィミー・リッジをドイツ軍から奪取しました​ (Wikipedia)​。
  • 1961年、ソビエト連邦のユーリ・ガガーリンが人類初の宇宙旅行をし、初の有人軌道飛行を行いました​ (Wikipedia)​。
  • 1981年、スペースシャトル「コロンビア」が初めて打ち上げられました​ (Wikipedia)​。

だそうです。

不可能だと思われていたことが成功した日だったようですね。

「夢」を描くのには最適な日かもしれません。

 

今日は認知症の家族が抱える問題についてのお話です。

以前のブログも参考にしてください。

その1 https://hetero-clinic.jp/blog/detail/20240403094541/

その2 https://hetero-clinic.jp/blog/detail/20240403123105/

社会的孤立

認知症の家族が社会的孤立を経験することは珍しくありません。

以下の要因が、この孤立感を引き起こす可能性があります:

 

  1. 時間とエネルギーの制約: 認知症の方の介護には時間がかかり、精神的にも肉体的にも疲れるものです。そのため、介護者は他の社会活動や交流から遠ざかることが多くなります。
     

  2. 理解の欠如: 周囲の人々が認知症の影響を完全に理解していない場合、家族は支援が不十分であると感じることがあります。この理解の欠如は、家族が孤立感を感じる原因となることがあります。
     

  3. 関係の変化: 認知症が進行してくると認知症の方と自分との関係が変わってしまい、以前のような交流や活動が困難になることがあります。これは家族にとって大きなストレス源となり、社会的な環境から遠ざかる一因となることがあります。
     

  4. スティグマと偏見: スティグマというのは、他者や社会集団によって個人に押し付けられたネガティブなレッテルのことです。
    認知症のスティグマに関しては、こちらの記事も参考にしてください(https://www.kitasato-u.ac.jp/khp/ninchisyo/column/colmun1909.html
    認知症に対する社会的なスティグマや偏見は、家族が他の人との交流を避ける理由となることがあります。これは、他人からの否定的な判断や理解の欠如を恐れるためです。

     

このような孤立を克服するためには、以下のような支援が有効です:

  • サポートグループの利用: 認知症の家族のためのサポートグループに参加することで、同じ経験をしている他の人々とつながり、経験や情報を共有することができます。
     

  • 社会的ネットワークの活用: 友人、親戚、地域社会のメンバーなどの既存の社会的ネットワークを活用して、感情的なサポートや実際の援助を求めることが大切です。
     

  • 公的な支援サービスの利用: 地域社会のリソースや公的な支援サービスを利用することで、介護の負担を軽減し、社会的活動に参加する時間を作ることができます。
     

  • 教育と啓発活動: 認知症に関する知識を深め、周囲の人々に認知症の理解を促すことで、偏見やスティグマを減少させ、より支援的な環境を築くことができます。
     

これらの取り組みにより、認知症の家族が社会的に孤立することなく、必要な支援とつながりを維持できるようになります。

法的・倫理的問題

認知症の家族が直面する法的・倫理的問題は、患者の意思決定能力の問題、介護の限界や生命維持治療に関する決断など多岐にわたり、難しい選択を迫られることがあります。

時には、家族間で意見が分かれるということも出てきます。

主なものについてお伝えしていきます。

 

  1. 意思決定: 認知症になると理解力・判断力が低下し、ご自身のことを自分で決めるということが難しくなってきます。そうすると家族の中の誰が医療や財務などの重要な決定を行うべきかという問題を引き起こします。
    ときには、ご本人自身が自分の状態を十分認識できておらず、ご本人にとっても不利益になるのが明白であるにもかかわらず、ご自身で判断したいということを主張されることもあります。
    患者の自己決定権と保護の必要性のバランスをどうとるかは、重要な倫理的課題です。
     

  2. 後見人制度:認知症患者の法的権利を代行するために、後見人や保護者を指定する必要が生じることがあります。適切な後見人を選定し、その権力をどのように監督するかは法的にも倫理的にも重要な問題です。
     

  3. プライバシーと機密性: 患者の医療情報や個人的な事情をどのように扱うかは、プライバシーの保護と必要な情報共有の間でバランスをとる必要があります。
     

  4. 生命維持治療と尊厳死: 認知症が進行し、患者が自己の医療に関する意思を表明できなくなった場合、家族がその代わりに判断することが必要になってきます。
    場合によっては、生命維持治療を続けるかどうか、または尊厳死を選択するかどうかを決めなければならないこともあります。
     

  5. 遺言と財産管理: 認知症患者が遺言を作成したり、財産を管理したりする能力が疑問視されることがあり、これが遺産相続の論争につながることがあります。
     

  6. 介護者の権利と責任: 介護者は患者の代わりに日常的な決定を行うことが多いですが、その決定が患者の利益に合致しているかどうかは常に問われるべきです。介護者の権利と責任の範囲をどう定義するかは、法的・倫理的な考慮が必要です。
     

これらの問題に対処するには、法律専門家や倫理専門家の助けを借りて、患者の権利と福祉を最前面に置くことが重要です。また、事前指示書の作成や家族間のコミュニケーションの促進など、前もって計画を立てることも有効な手段です。


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