認知症の旅路を共に歩むための4つの指針

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認知症の旅路を共に歩むための8つの指針

2024/03/31

認知症の旅路を共に歩むための8つの指針

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

すっかり春の陽気ですね。

絶好のお出かけ日和。

鎌倉もちょうど桜も見頃を迎え、観光客でいっぱいです 笑

 

 

超高齢化社会の今、認知症は決して人ごとではありません。

家族が認知症になったらどうしたらよいのか

認知症の方と共に歩むための8つの指針についてお伝えします。

安全な環境の提供

転倒や怪我を防ぐために家の中を安全に整えることはとても重要です。

認知症になると注意力や判断力が低下します。

そのため、身体の機能が落ちると一気に転倒のリスクが高くなります。

高齢になると骨が脆くなっているため、

転んで骨折することも珍しくありません。

そして、この骨折によって認知症が一気に悪化することも。

 

必要がなくなった家具を移動させたり、手すりを設置したり、照明を改善したりして

安全に過ごせるよう工夫しましょう。

定期的なルーチンの確立

毎日の生活の中にルーチンを作ることで、次に何をするのか予測することができるようになります。

認知症の方は自分がどこにいるのか、周りの人なのが誰なのか、自分は今まで何をしていたのかわからず、常に不安を抱えていることが少なくありません。

日常生活にルーチンを作り、予測可能な環境を整えることで、不安やストレスが軽くなる可能性があります。

また、ルーチンを作ることは、今残っている力を最大限に使い、自分自身で行うことにつながり、それが自尊心を保つことにもなります。

 

コミュニケーションの工夫

ゆっくり、はっきり話すようにしましょう。

認知症になると複雑な文章を理解することが難しくなってきます。

簡単な言葉や短い文を使うなど認知症の方が理解しやすくなる工夫をしましょう。

ジェスチャーや表情など非言語的なコミュニケーションを意識的に取り入れるのもいいでしょう。

そうすることでコミュニケーションをとる機会が増え、認知症の進行防止につながります。

行動の変化への対応

認知症の人の中には、不穏になったり、暴言・暴力といった攻撃的な行動をとる人がいます。

このような症状は周辺症状と呼ばれ、環境や関わり方によってもその症状の程度が変わってきます。

そのため、なぜこういった症状が起きるのかを理解し、

どうすれば落ち着くのかを見つけていくことが大切です。

記憶支援の提供

写真、記念品、日記などその人の過去を反映するようなアルバムやボックスを作ってみましょう。

それらを使うことで過去の出来事や人々を思い出してもらったり、お互いに会話をするきっかけになります。

ご本人が昔好きだった曲やアート活動は、昔のの幸せな記憶を思い出させ、気持ちの安定につながる可能性があります。

また、メモ帳やアラームなどは日々のタスクを思い出すのに効果的です。

 

健康管理の徹底

認知症になるとご自身で自身の健康を管理するということが難しくなります。

例えば、今まではできていたお薬の管理が自分ではできなくなり、

薬を飲み忘れる、薬を飲んだことを忘れて重複して薬を飲む

といったことが起きてきます。

認知症になったら残っている薬の数をチェックするなど

ご自身で薬の管理ができているのかをみていく必要があります。

それ以外にも夏でも暖房をつけたり、汗をかいているのに水分をとらなかったりして

熱中症をきたすことも少なくありません。

介護者自身のサポートとケア

認知症の方を介護するということは、物理的にも精神的にも負担が大きいものです。

また、認知症の方のために、多くの時間を使うことにもなります。

そのため、介護している人は大きなストレスを抱えたり、孤独感に苛まれることも少なくありません。

結果として、燃え尽き症候群やうつ病を発症することもあります。

また、場合によっては介護者が夜にしっかりと眠ることができず、健康に問題をきたすこともあります。

ただ、問題の最中にいると忙しすぎて、介護者自身がその問題に気づくことすらできなくなってしまうかもしれません。

当初から自身をケアすることを忘れないようにしましょう。

 

 

専門家との連携

医師、看護師、ヘルパー、ケアマネジャーなどの専門家と連携することは大切です。

一言で認知症といっても、その症状は人それぞれです。

また、認知症の方にかけることが可能な介護力なども人によってさまざまです。

その人に合った適切な支援と介護を行おうと思ったら、

専門家にアドバイスをもらったほうが確実なわけです。

実際、専門家はその人の持つ疾患のことだけでなく、

介護の技術や社会支援についての情報を持っています。

また、認知症の介護というのは感情的にも肉体的にも負担が大きいものです。

一緒に支えてくれる専門家がいるという状況は実際の介護量軽減という点だけでなく、

介護者の安心感にもつながると思います。


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