認知症を抱える家族と共に:サポートと理解を深めるガイド-2
2024/04/07
認知症を抱える家族と共に:サポートと理解を深めるガイド-2
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
今日は良いお天気ですね。
桜もちょうど見頃の時期ですし、
お出かけになっている方もいらっしゃると思います。
桜の香りクマリンには、抗菌作用、リラックス効果をはじめとして、鎮静作用、血圧低下作用、咳止め作用、二日酔い防止作用などがあるそうですよ。
そう考えると桜の下の花見は実に理にかなってますね。
もしかすると昔の人の知恵なのかもしれません。
今回は、認知症の介護における問題の続きをお伝えしていきます。
前回のお話(https://hetero-clinic.jp/blog/detail/20240403094541/)も参考にしてください。
コミュニケーションの困難さ
認知症の人は徐々に会話をすることが難しくなります。
その原因となるものは大きく分けて4つあります。
1つめは、認知症の人は進行してくると適切な言葉を見つけたり、言葉を理解することが難しくなってきます。そのため、相手にうまく自分のことが伝えられずイライラしたりすることがあります。
こちらのブログ記事も参考にしてください(認知症の症状 その6 中核症状 失語症)
2つめは、記憶障害です。認知症では、特に短期記憶が障害されやすく、会話中何を話していたのか分からなくなったり、過去に話した内容を覚えていなかったりといった症状が出てきます。
こちらのブログ記事も参考にしてください(認知症の症状 その2 中核症状 記憶障害)
3つめは、情緒変化です。認知症の人の中には感情のコントロールが難しくなり、予想もしないところで怒りや悲しみなどを訴え感情的になることがあります。
4つめは、行動の問題です。認知症の人は時に攻撃的になったり、徘徊したり、不穏になったりします。それがコミュニケーションを複雑化し、介護者のストレスを増す結果となります。
経済的問題
認知症の検査費用が1回4000~2万円程度、通院による医療費が月額3万9600円、
介護費用は在宅介護が年額約219万円、施設介護が年額約353万円との推計があります(*慶應義塾大学医学部・厚生労働科学研究共同研究グループによる調査)。
また、住宅改造や介護用ベッドの購入など一時的にかかった費用は約51万円、月々の介護費用は7万5600円だそうです。
介護にかかる労働力・時間だけでなく、経済的にもかなり負担の大きなものになってきます。
ヘテロクリニックでは、オンライン相談を行っております。
介護についてお困りのことがあれば、お気軽にご利用ください。
お申し込みは下記リンクから