【認知症の症状】周辺症状 暴言・暴力-4

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【認知症の症状】周辺症状 暴言・暴力-4

2024/07/14

【認知症の症状】周辺症状 暴言・暴力-4

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

三連休はいかがお過ごしですか?

私は連休に入る前にお休みをいただいて実家に帰省してきました。

80代の両親が二人暮らしをしているのですが、

おかげさまで元気でいてくれて助かっています。

 

さて、今日は昨日の続き、認知症の方の暴言と暴力への対処法についてお伝えしていきたいと思います。

それぞれの認知症における暴言・暴力の特徴は、【認知症の症状】周辺症状 暴言・暴力

暴言・暴力に至るきっかけについては、【認知症の症状】周辺症状 暴言・暴力-2

を参照してください。

注意をそらす

暴力は無理にとめるのではなく、ほかのことに関心が向くと自然に収まることがあります。

例えば、テレビをつけたり、好きな音楽をかけたり、かわいがっている孫の写真を見せたりなどするのも良いでしょう。編み物やパズルなど、日頃から没頭できる趣味を促すのも効果的です。

また、介護者が付き添って散歩に出てみると、気分が変わって落ち着いてもらえます。

興奮している原因から注意をそらす手段を見つけておくと、いざというときに役立ちます。

 

心理的・物理的な距離を置く

必死に介護を続けてきたにも関わらず、暴言を浴びせられたり、暴力をふるわれたりすると、相手が認知症で仕方がないと頭ではわかっていても、すべてを投げ出したくなることもあるでしょう。

そんなときは状況が許すなら、物理的、心理的な距離を置くという選択肢を考えてみてください。

とはいっても、相手が大切な家族となると、そう簡単に決断できないかもしれません。

しかし、そのまま暴言や暴力を浴びせられていると、介護する側が心身ともに疲弊してしまいます。

ほかに介護を任せられる人がいるなら、思い切って少しだけ介護から離れてみることが大事です。

 

ショートステイを利用したり、場合によっては施設への入所や暴言・暴力の程度によっては精神病院への入院も検討した方がいいかもしれません。

認知症の方による暴言・暴力は家族に出やすいという特徴があります。

限界まで頑張って、介護者の方が心身の不調をきたしてしまっては、介護どころの話ではなくなってしまいます。

そうなる前に専門の方に介護をお任せする選択をする勇気を持ちましょう。

 

薬を使う

まず、薬を服用する前に、身体的不調(感染症、痛み、便秘など)が不機嫌や暴言、暴力の原因となることがあるので、かかりつけ医の先生の診察を受けるようにしましょう。

その後、ケアなどの工夫で暴言や暴力が改善しない場合に薬の使用を検討します。

目線を本人に合わせて話を聞くだけでも認知症の方は安心でき、症状が和らぐこともあります。

認知症の方が暴言・暴力への対処法にについてお伝えしてきました。

介護をする側も人間なので、暴言・暴力にさらされると心が折れそうになることもあるかと思います。

自分の身体と心を守ることを第一に考えるようにしてください。

 

では、今日も良い一日をお過ごしください。


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認知症については、過去のブログ記事も参考にしてください。

 

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