寝だめは逆効果?
2023/09/06
毎日、しっかり眠れていますか?
迷いなく「はい」と答えたあなた
ラッキーです。
実は、日本人の4人に1人が睡眠に関する問題を抱えていると言われています。
睡眠不足による経済損失は年間15兆円
アメリカのランド研究所が行った推計では、
睡眠不足により日本のGDPの2.92%が失われている可能性があり、
最大で15兆円にも上るそうです。
Why sleep matters — the economic costs of insufficient sleep A cross-country comparative analysis
これだけ睡眠が足りていないわけですから、
お休みの日にはゆっくり遅くまで寝ていたい!
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私も若かりしころはお休みの日にはお昼ごろまで眠るということをやってました。
とはいえ、この「寝だめ」は疲れを取るという意味では逆効果になりかねません。
お休みの日に寝だめをしたにもかかわらず、出勤の日にスッキリと起きられないという経験をした方もいるのではないでしょうか?
シッカリと眠ったはずなのに、なぜこういうことが起きるのか?
これは、社会的時差ボケ(ソーシャルジェットラグ)が起きているからかもしれません。
通常、朝6時に起きるところをいつもよりも5時間余分に眠って、
11時に起きたとしましょう。
これは、5時間の時差があるところに旅行に行ったのと同じような状態になっています。
体内時計が乱れて、出勤日にスッキリと起きられないということが起こっています。
お休みの日に睡眠不足を解消するには
では、具体的にどうしたらよいのでしょうか?
いつもと同じ時間に起きて、体内時計を整え、
午後3時までに1時間ほど昼寝をするのが理想です。
これでは睡眠不足が解消されない!という方は、
いつもよりも2時間早く眠って、
翌日は2時間遅く起きる。
そして午後3時までに1時間昼寝をする。
こうするといつもよりも5時間睡眠を多く確保でき、
ソーシャルジェットラグを防ぐこともできます。