朝食で体内時計を整える
2023/07/03
朝食で体内時計を整える
朝食食べていますか?
2019年に農林水産省が行った「食育に対する意識調査」によると
ほとんど毎日朝食を食べているという人は、82.5%だそうです。
そう聞くと、けっこうみんな朝食食べてるじゃんと思うかもしれません。
でも、これが若い世代に限って言えば、
ほとんど毎日朝食を食べているという人は、64.1%と少なくなってしまいます。
特に朝食を取らない傾向があるのが20~39歳の男性で、
ほとんど毎日朝食を食べているという人は、58.0%にとどまっています。
特に夜遅くまで起きていると
「朝はギリギリまで寝ていたい」
「朝から食べる気がしない」
など朝にわざわざ食事をとりたくないと思う人もいるでしょう。
1日は24時間ですが、私たちの体内時計は24.5時間と
24時間より若干長くなっています。
ちなみに、体内時計とは、体内の時間軸を調整するシステムです。
私たちに備わっている多くの「時計遺伝子」が体内時計を司っていると言われています。
ちなみに、体内時計は末梢臓器全てにありますが、脳の視交叉上核というところにメインの時計があるそうです。
体内時計が狂うと
- 睡眠障害
- うつ病
- 肥満
- 糖尿病などの代謝障害
- 免疫・アレルギー疾患
- 癌の発症
につながることが分かってきました。
そして、朝食が重要な理由ですが、
私たちの身体の各臓器にある体内時計(副時計)は、
明暗に関係なく
朝食によって動き始めるのです。
朝7時に起きて22時に眠る場合、
- 食事の時間が、7時、12時、17時の場合⇒主時計、副時計ともに7時に動き出す
- 食事の時間が、12時、17時、22時の場合⇒主時計は7時に、副時計はその数時間後に動き出す⇒臓器などの末梢組織がバラバラに動き出す⇒不調
朝、ちゃんと食事をとって生活のリズムを整えましょう。