感情カウンセリングを癌の患者様にお勧めしたい理由 その3
2019/12/23
癌組織内に自律神経系が入り込むことで、その患者の予後が左右されるということを岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医)細胞生理学分野の神谷厚範教授が世界に先駆けて証明したという発表が2019年7月9日にありました。
特に乳がんでは、組織内に交感神経が活発な場合には予後不良なのだそうです。
つまりは、ストレスなどによる交感神経の緊張が、癌を進展させ得るということが分かったということです。
癌を患っている方は、それだけでも精神的ストレスがかかりやすい状況だと思います。
ストレスが悪さをするといわれても、なかなか1人では対処が難しいかもしれません。
感情カウンセリングは、ありのままの感情を認め、クリアリングしていくカウンセリングです。
蓋をしてみないことにした感情は、自然にはなくなりません。むしろ自分では気がつかないうちに大きくなっていることさえあります。
身近な人だからこそ心配をかけたくないとの想いから1人で抱え込んでいるときや同じところをグルグルと回る悩みから抜け出せないとき、思考の整理がつかないとき、当クリニックが提供している感情カウンセリングがお役に立てるかもしれません。
ご興味あれば、お気軽にご連絡ください。
論文名:Genetic manipulation of autonomic nerve fiber innervation and activity and its effect on breast cancer progression
掲載紙:Nature Neuroscience
著者:Kamiya Atsunori, Hayama Yohsuke, Kato Shigeki, Shimomura Akihiko, Shimomura Takushi, Irie Katsumasa, Kaneko Ryosuke, Yanagawa Yuchio, Kobayashi Kazuto, Ochiya Takahiro
DOI:10.1038/s41593-019-0430-3.