感情カウンセリングを癌の患者様にお勧めしたい理由

ご予約はこちら

ブログ

がんで悩んでいる方へ感情カウンセリングをお勧めしたい理由

2019/12/21

目次

    癌とストレス:感情に寄り添うケアの大切さ

    癌と診断されることは、誰にとっても大きなショックなことです。

     

    突然の告知に、本人もご家族も、さまざまな感情が湧き上がり、

    どう受け止めればよいのかわからなくなることも少なくありません。

     

    一般的には、がんの告知を受けると

    衝撃、疑惑や否認、ときに絶望といった初期反応から不安の時期を経て、

    2週間で適応段階に入るといわれています。

     

    とはいえ、すべての人がこの状況を受け入れられるわけではありません。

     

    2週間経っても適応の段階を迎えることができないという方も当然います。

    ひどく落ち込んで、

    現実に起こっている問題に対処するどころか

    日常生活に支障をきたす場合もあります。

     

    こうなってくると適応障害やうつ病となっている可能性が非常に高くなります。

     

    精神科医の調査では、20~40%の人がうつ状態を経験するという報告もあります。

    人によっては自殺を考えることもあるようで、それが如何に深刻かがわかります。

    癌とストレスの関係

    最近では、ストレスが癌の発生や進行に関係している可能性があると注目されています。

     

    そもそも癌は、身体の細胞が異常をきたし、癌細胞ができることで発症します。

    実は、健康な人でも癌細胞は毎日生まれているといわれています。

    それでも癌にならないのは、私たちの身体が本来持つ免疫力がしっかり働いているおかげです。

     

    免疫力の中でも、癌細胞に立ち向かう役割を果たすのが

    キラーT細胞やNK(ナチュラルキラー)細胞です。

     

    このNK細胞は、リラックスした状態、

    つまり副交感神経が優位なときに最大限の力を発揮するといわれています。

     

    反対に、強いストレスを抱えたままだと、免疫力が低下し、癌細胞と戦う力が弱まることもあります。

     

    感情カウンセリングは、一人ひとりの抱える感情に寄り添い、

    その感情を無理に抑え込むのではなく、受け止め、解消するお手伝いをします。

     

    さらに、これからの生活や治療について、冷静に考え、整理し、

    癌になった方が少しでも心地よく毎日を過ごせるようサポートします。

     

    ストレスを軽減し、免疫力を高めることで、治療の効果を後押しする可能性があります。

     

    感情に向き合い、自分の心を整えることは、

    癌という病気と向き合う上で、とても大切なステップになるかもしれません。

     

    少しでも安心して治療を受けていただけるよう、

    そして心と身体のバランスを取り戻すお手伝いができればと思っています。

     

    一歩ずつ、焦らず、今の自分を大切にする時間を持ちましょう。

    リラックスする重要性~癌と自律神経の関係から~

    2019年7月9日に岡山大学大学院医歯薬学総合研究科(医)細胞生理学分野の神谷厚範教授が

    癌と自律神経が密接に関係しているということを世界に先駆けて証明しました。

     

    具体的には、癌組織内に自律神経系が入り込むことで、その患者の予後が左右されるのだそうです。

    特に乳がんでは、組織内に交感神経が活発な場合には予後不良なのだそうです。

     

    つまりは、ストレスなどがあって交感神経が緊張すると

    癌を進展させる可能性があるいうことが分かったということです。

     

    癌だと告げられたとき、癌の治療をしているときなど、

    精神的にもストレスが大きな状況になる方が多いと思います。

     

    そういった状況の中、ストレスが癌に悪さをするといわれても、

    なかなか1人では対処が難しいかもしれません。

     

    無理やりポジティブに考えようとがんばるのは逆効果です。

     

    蓋をしてみないことにした感情は、自然にはなくなりません。

    むしろ自分では気がつかないうちに大きくなっていることさえあります。

     

    身近な人だからこそ心配をかけたくないとの想いから1人で抱え込むという人も少なくありませんが、

    同じところをグルグルと回る悩みから抜け出せないとき、

    思考の整理がつかないときは

    思い切って専門家のサポートを受けるというのも一つの手です。

     

    当クリニックでもご相談を受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

     

    参考)Genetic manipulation of autonomic nerve fiber innervation and activity and its effect on breast cancer progression
    掲載紙:Nature Neuroscience
    著者:Kamiya Atsunori, Hayama Yohsuke, Kato Shigeki, Shimomura Akihiko, Shimomura Takushi, Irie Katsumasa, Kaneko Ryosuke, Yanagawa Yuchio, Kobayashi Kazuto, Ochiya Takahiro 
    DOI:10.1038/s41593-019-0430-3.

    メンタルと癌の意外な関係

    米国国防総省の研究者らは、Military Health Systemというアメリカの現役・退役軍人およびその家族にケアを提供する国防総省の保健システムの受益者950万人からの請求データを分析しました。

     

    その結果、乳がんまたは前立腺がん患者において、気分障害や適応障害は、入院の重要な予測因子であることが分かったのです。

    これは、その他の慢性疾患の数や1年以内に化学療法を受けた回数に次いでのものでした。

     

    具体的には、

    毎年平均して、気分障害または適応障害があった乳がん患者では、そのような障害がない乳がん患者と比較すると、外来通院回数が9.4%、入院回数が2.3%、そして入院日数5.4%も増えていたのです。

     

     前立腺がんでも同じようでした。

    気分障害もしくは適応障害のある男性は、そうした障害がない前立腺がん患者と比べると、外来通院回数が6.7%、入院回数が2.9%、そして入院日数も8.4%増えていました。

    長期間にわたるストレスが癌になるリスクを上げる

    長期間にわたるストレスが癌になるリスクを上げるということが2017年のScientific Reportで発表されました。

     

    1990-1994年に40-69歳の101,708人を登録し、追跡調査を行いました。

    平均の追跡調査期間が17.8年。

    その間に17,161人が癌になりました。

     

    登録時と5年後に日常的に自覚するストレスの程度についてアンケートを実施しており、

    ストレスの程度について3つのグループ(高、中、低)に分けています。

     

    自覚的ストレスが常に低いグループ(登録時、5年後ともに低い)を基準として、

    他のグループを調べたところ、

    常に自覚的ストレス高いグループ(登録時、5年後ともに高い)は常に低いグループと比較して

    11%も癌になるリスクが高かったのです。

     

    参考)

    Song H. et. al. Perceived stress level and risk of cancer incidence in a Japanese population: th Japan public healtj center (JPHC)-based prospective study. Sci. Rep. Oct 11;7(1):12964.doi:10.1038/s41598-017-13362-8

    癌になるリスクがストレスによって高くなる要因として考えられているのが

    ・ストレスによる活性酸素の増加

    ・ストレスによる免疫力の低下

    です。

     

    ストレスをため込まないためには、

    ・生活のリズムを整える

    ・イライラしたら深呼吸する

    ・適度な運動をする

    といったことが効果的です。

     

    ご自身での対処が難しい場合は、当院の感情カウンセリングがお役に立てるかもしれません。

    感情カウンセリングをお勧めしたいわけ

    感情カウンセリングは

    自分ではどうにもならないほど

    混乱してしまった時に自分で道を切り開く手段になります。

     

    感情的になっている時

    我を忘れて怒鳴ってしまったり

    自分ではどうしようもなく涙が溢れてしまったり

    そんなことはありませんか?

     

    どうにもならないような自分の感情をどうにかしたいと思う時

    必ずしも誰かがそばにいるわけではありません。

     

    そばにいたとしてもなんとかしてくれるわけでもありません。

     

    自分で感情の扱い方を知り

    自分で対処できるようになることができれば

    感情的になって突発的な行動をしてしまったり

    冷静さを失って他の人を傷つけてしまったり

    といった行動をせずに済みます。

     

    感情に飲み込まれている状態からいち早く抜け出すこともできます。

     

    感情カウンセリングのトレーニングコースでは

    自分の感情の扱い方を学びます。

     

    感情に飲み込まれていると

    本来自分のとるべき行動ができなくなります。

     

    感情は自分の思いを知るチャンスでもあります。

     

    どうして感情的になったのか

    何が自分の心を揺さぶっているのか

    知ることができれば

    あなたは本来のあるべき姿になれるかもしれません。

     

    自分の人生を生きるための道標になるかもしれません。

    ヘテロクリニックは自分で自分の健康を守るお手伝いをしています。

     

    ~あなたのためのストレス改善レシピを無料でお届け~

    まずは下記よりストレスチェック診断を。

    あなたのストレスタイプとその対処法をメールにてお届けします。

    当店でご利用いただける電子決済のご案内

    下記よりお選びいただけます。