母親の過干渉と無関心が教えてくれた、人との距離感
2025/01/30
子どもの頃の母親の過干渉と心の距離感
こんにちは。ヘテロクリニックカウンセラーの米井です。
私も過去、人付き合いや人間関係での人との距離感がわからず、長く悩んでいた時期があります。
この悩みの背景に、回避型の愛着障害あったのだろうと考えているのですが、
今回は、その原因のうちのひとつだったであろう、”母親の過干渉と無関心”からわたしが学んだ人との距離感についての実体験をお伝えしたいと思います。
目次
私の母親はとても教育熱心で、子どもの頃、とにかくいろんな習い事をさせられました。
私は自分のやりたいことだけをしたいかなりマイペースな子どもだったのですが、習い事をさせられる度に、「母親から無理やりやらされている」と感じる気持ちが強く、それがイヤで数日もしないうちに習い事をやめるようになり、それを何度も繰り返していました。
自分の気持ちは尊重されず、とにかく母の意向に従うことが当然のように感じられ、次第にストレートに母親に自分の気持ちを伝えなくなっていきました。
間接的に他の人を通して伝えたり、母親がNOとは言えないような状況を作ってから自分の気持ちを伝えるなど、自分の心を守ろうとする気持ちが強くなり、母親との心の距離感がどんどん離れていきました。
母親との心の距離が生まれた決定的な瞬間
母親との心の距離が離れる決定的な出来事は、わたしがいじめの相談をしたときでした。
きちんと相談には乗ってもらえず、聞く耳をもってもらえなかったことで、母親に対する心の距離が一気に離れました。
そして、これ以降、私の中で母親に対する大きな心の壁ができあがりました。
母親は私の身の回りの世話や勉強など過干渉になるほどサポートする人でしたが、気持ちの上で悩んだ時に相談にのってくれたり話を聞いてくれることはほとんどありませんでした。
心の距離が非常に遠く、私にとってはそれが一番辛かったのです。
こんな感じで、母親の過干渉と無関心が繰り返される中で、いじめの経験も重なり、私は、人と心を開いて関わることが怖くなり、どんどん自分の殻に閉じこもるようになりました。
回避型愛着障害への影響
結果的に、私は他人と深く関わることを避け、感情的に距離を取るようになりました。
回避型愛着障害として現れる「人と関わるのが怖い」「傷つくのが怖い」という思いは、まさにこうした過去の経験から来ているというのは、カウンセリングの仕事を始めた頃に気づきました。
心の距離を取ることで、自分を守ろうとした結果、さらに他人とのつながりが遠くなっていったのです。
でも、本当は「自分を隠すことなく人と楽しくしゃべりたいし、関わりたい!」というのが本音。
この本音と、でも、過去の経験から感じる「人と関わるのが怖い。傷つきたくない!」という気持ちのはざまで、人との距離感をどうとったらいいのかわからない時期が長く続きました。
現在の私の状況と過去の出来事から学んだこと。
いろいろな心理学的アプローチを学びつつ、実践することで、回避型の愛着障害というのは現在克服されつつはありますが、それでも、人との距離感をどう適切に取るか?学び続けています。
子どもの頃の母親からの過干渉と無関心から、人との距離感に関してネガティブな影響を受けたのは確かですし、その体験がなければどれほどよかっただろうとも思うこともありました。
しかし、学んだことも本当にたくさんあり、その経験があったからこそ、今の仕事に出会えたのだと実感しています。
人との距離感において、完璧な答えというものはないとわたしは思います。
私自身がこれまでの経験から自分なりに出した人との距離感についての答えとしては、
自分とつながるその人との距離感がどれぐらいだったら自分とって適切なのだろう?というのを、自分自身が決めていい!ということです。
自分にとって心地よい距離感というのがきっと、自分にとってのベストな人との距離感なんじゃないかなーと思います。
もし、あなたが今、人との距離感で悩んでいるとしたら、その距離感はあなた自身がどのぐらいがいいのか決めちゃっていいかもしれません。
私と一緒にあなたにとっての心地よい人との距離感を見つけませんか?
「本当はもっと人と楽しくしゃべりたいし、付き合いたい!」
でも、人が怖い。傷つくのが怖い。
だから、本当の自分を出せないことに悩んでいませんか?
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