人付き合いが苦しい理由は子どもの頃の体験かも? 親子関係が与える影響 ①
2024/11/25
人間関係がうまくいかない・苦しいと感じるあなたへ
こんにちは。ヘテロクリニックカウンセラーの米井です。
人と話していて、「なんだか噛み合わない」「いつも自分ばかり疲れてしまう」と感じたことはありませんか?
「どうしてあの人とうまくやれないんだろう…」と、原因がわからず悩むことはないでしょうか?
実は、大人の人間関係における「苦しさ」や「生きづらさ」の多くは、幼少期に築かれた親子関係にその起源があると言われています
特に母親(または主要な養育者)との関係は、私たちの心の基本的なパターンを形作ります。
この記事では、幼少期の親子関係が人間関係にどのような影響を及ぼすのかを詳しく探り、そこから抜け出すためのヒントをお伝えします。
親子関係が心に与える影響とは?
親子関係は、私たちが世界や他人とのつながりをどのように感じるかを決定づけます。
特に幼少期における母親との関係は、私たちの「愛着スタイル」と呼ばれる心の型を形成します。
この型が大人になった後の人間関係にも大きな影響を与えます。
例えば、母親が適度な距離感と安定した愛情を示してくれる場合、私たちは「安全型」の愛着スタイルを築きやすくなります。
これは、自分も相手も信頼しやすい心の状態です。
しかし、母親が過剰に干渉したり、逆に無関心だったりすると、「回避型」や「不安型」の愛着スタイルが生まれることがあります。
(愛着スタイルの種類)
- 安全型:自分も相手も信頼できる
- 回避型:相手との距離を取りたがる
- 不安型:相手に過剰に依存したり、気を遣いすぎる
- 混合型:不安と回避が入り混じり、混乱しやすい
これらのスタイルは大人になってからも続き、人間関係の特徴や難しさを左右します。
*愛着スタイルについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。よかったらご参考にどうぞ
➡人との距離感がわからない原因は?それ、愛着障害が深く関係しているかも?!①
どんな体験が人間関係の難しさ・苦しさにつながるのか?
親子関係において、次のような体験が大人になった後の人間関係に影響を与えることがあります
過保護・過干渉
「あなたのため」と言いながら親がすべてを決めてしまう環境では、自分の意見を持つ練習が不足します。
その結果、他人と関わる際も「自分で考えていいのか」と不安になりやすくなります。
無関心や厳しすぎる接し方
親が感情を表に出さない、または怒りや否定の感情が強い場合、子どもは「自分は愛されていないのでは」と感じます。
この感覚が、他人に対する不信感や過剰な気遣いにつながることがあります。
褒められない育て方
頑張っても認められない経験が多いと、自分に自信が持てず、他人と関わる際に萎縮してしまいがちです。
「どうせ自分なんて」と思う気持ちが、関係の距離感を縮める妨げになります。
こうした体験の積み重ねが、大人になってからの「人付き合いの難しさ・苦しさ」と結びついていきます。
親子関係は人間関係の土台になる
人間関係が苦手だったり難しく感じる原因として、今回は幼少期の親子関係(特に養育にメインで関わる可能性の高い母親)についてフォーカスを当ててお届けしました。
もちろん、親子関係だけが原因ではなく、大人になるまでの成長過程の間で経験した様々なことも要因として関わってきます。
ですが、子どもが社会(保育園や幼稚園など)に出ていくまではやはり養育者である母親と一番コミュニケーションをとる時間が長いことや
心理学的には人間関係に最も影響を与えるのは、0~3歳の愛着形成期で、その後も社会性の発達が大きな影響を与えると言われています。
なので、幼少期の親子間のコミュニケーションが現在の人間関係の土台になっている可能性は十分に考えられます。
その頃の自分自身がどんなコミュニケーションスタイルを親と築いていたのか?知ることができると自己理解が進み、人間関係に対して感じている難しさや苦しさを軽減していくきっかけになるかもしれません。
次回は、なぜ、幼少期の親子間のコミュニケーションが現在の人間関係に影響を与えるのか?をもう少し詳しくご紹介していきたいと思います。
どうぞお楽しみにお待ちください
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