自然が脳に与える驚きの効果:集中力と創造力を高める方法-3
2024/10/23
自然が脳に与える驚きの効果:集中力と創造力を高める方法-3
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
雨が降り始めましたね。
明日はいったん晴れるようですが、しばらくは雨の日が続くようです。
そこまで気温は下がらないようですが、体調を崩す方も増えていますので、
ご自愛くださいね。
さて、この季節にちなんで、自然が脳にもたらす影響ということで、
現代の生活は自然に触れる機会が減ってきているということや
について、お伝えしてきました。
今日は、自然と創造力の関係についてお伝えしていこうと思います。
周りの景色を見ながら散歩をしているときに、ふとアイデアが浮かんだという経験をした方もいるかと思います。
2012年カンザス大学(University of Kansas)のRuth Ann Atchleyらが発表した論文によるとたった3日間自然の中にいるだけで創造力のテストの成績が50%もアップしたそうです。
参考)
Creativity in the Wild: Improving Creative Reasoning through Immersion in Natural Settings
これは、自然の中にいるときに脳のデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)が活性化することで起こってくるのではないかと考えられています。
デフォルト・モード・ネットワークとは、
脳が外部のタスクに集中していない時、つまり「休んでいる状態」や「ぼんやりしている状態」で活性化する脳の領域のことです。
DMNは、内省的な思考や自己反省、記憶の整理、未来の計画、空想などに関与します。
DMNが活性化すると、脳内に蓄積された情報が自在に結びつきやすくなるため、創造力や発想力の向上が期待できます。
実は、自然の風景や芸術作品を見て、感動したときにもDMNが活性化するという報告もあります。
(The brain on art: intense aesthetic experience activates the default mode network)
こちらも参考にしてください。
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