アドバンストケアプランニングで大切な家族の心理的な負担を軽減する-6

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アドバンストケアプランニングで大切な家族の心理的な負担を軽減する-6

2024/10/11

アドバンストケアプランニングで大切な家族の心理的な負担を軽減する-6

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

今日は良いお天気ですね。

昨日はあざみ野のアリソンハウスカフェの「ドクターケイコの認知症予防カフェ」で

「加齢による物忘れと認知症の違い」についてお話をしました。

YouTubeにアップされたら、またお知らせします。

 

次回は、11月14日「良質な睡眠と認知症予防:眠りが脳に与える効果」についてです。

よろしくお願いします。

 

詳細・お申し込みはhttps://www.japan-selfcare-i.jp/event

さて、今回はアドバンストケアプランニングについてのお話の最終回となります。

 

これまで

についてお伝えしました。

 

今回は、アドバンストケアプランニング(ACP)を勧めるためのサポートツールについてお伝えしていきたいと思います。

 

ACPを進めようと思っても、自分たちだけではなかなか難しい場合があります。

そういうときに、サポートツールを活用すると計画をスムーズに進めやすくなります。

 

これらのツールは、ACPの理解や実践を助け、家族や医療者とのコミュニケーションを円滑にする役割を果たしてくれます。

ACPを進めるための代表的なサポートツールについて詳しく説明していきます。

1. ACPガイドブックやリソース資料

ACPの基本的な知識や進め方を理解するには、ガイドブックやリソースが役に立ちます。

 

こういった資料は、医療機関や自治体、福祉団体、ACPに関する専門機関が提供しており、無料でダウンロードできるものもあります。

 

資料には、次にあげるような内容が書かれています。

  • ACPの概要

ACPの目的やプロセス、進め方の説明

 

  • チェックリスト

どのような内容について話し合うべきか、意思決定を行う際に考慮すべき点を整理するためのリスト

 

  • 質問例や話し合いのヒント

​​​​​​​家族や医療者との話し合いをスムーズに進めるための質問例やトピックが掲載されています。

 

 

これらのガイドブックを使うことで、自分や家族の意思を整理しやすく、必要なポイントを見逃さずにACPを進められます。

例:

​​​​​​​人生会議を行う上でのポイントをお示しするとともに、実際に人生会議で話し合っていただきたい内容例についてまとめられるようになっています。

 

​​​​​​​​​​​​​​ACPに関連する資料やリビングウィルの作成サポートが提供されています。

 

日本語に対応している唯一のオンラインツール。

日本語版のACPガイドラインや文書も提供しています。

ガイド付きでステップを進められるため、初めての方にも安心して利用できるツールです。

ACPに必要なリビングウィルや医療代理人の指定が簡単に行え、これらを日本語で家族や医療者と共有できるのが大きな利点です。

 

2. ACPチェックリスト

ACPチェックリストは、どのような内容を話し合うべきか、また何を決めておくべきかを体系的に整理するためのツールです。

ACPの重要なポイントを一つひとつ確認できるため、漏れなく意思を整理するのに役立ちます。

一般的には以下のような項目が含まれています。

 

  • 延命治療に関する希望

どの段階で延命治療を希望するか、または中止するか。

 

  • 医療代理人の指名

​​​​​​​誰が自分の代わりに意思決定を行うかを明確にします。

 

  • 緩和ケアの希望

​​​​​​​痛みや苦痛を和らげるためのケアに対する希望。

 

  • 臓器提供の意思

​​​​​​​臓器提供や献体についての希望。

 

  • 死後の希望

​​​​​​​葬儀の形式や埋葬方法、遺産整理に関する考え。

 

ACPチェックリストを活用することで、家族や医療者と話し合う際に具体的なトピックを把握し、効率的に意思を伝えることができます。

3. ACP相談窓口やサポート機関

ACPを進める上で、相談できる窓口や専門家のサポートを受けることも大きな助けになります。

専門家は、ACPの手続きに関してのアドバイスだけでなく、
家族との話し合いの際に第三者としての意見を提供してくれることもあります。

主なサポート機関は以下のとおりです。

 

  • 医療機関内のACP支援コーディネーター

大きな病院や地域の医療センターには、ACPを進めるための専門スタッフが在籍している場合があります。

ACPに関する相談や、具体的な書類作成の支援を受けることができます。

 

  • 介護施設や在宅医療の相談窓口

​​​​​​​介護施設や在宅医療を行っている医療機関でも、ACPに関するサポートを行っています。

多くの方のお看取りを経験されているため、終末期ケアや緩和ケアに関して、専門的な視点からアドバイスを受けることができます。

 

  • 弁護士や司法書士のサポート

​​​​​​​​​​​​​​ACPには法的な側面が伴うため、弁護士や司法書士に相談することで、リビングウィルや任意後見契約など、法的文書の作成や確認を行うことができます。

4. ACPに関するワークショップやセミナー

ACPに関するワークショップやセミナーも、プランニングを進めるために役立ちます。

自治体、医療機関、福祉団体などが主催しており、ACPの基本から具体的な進め方までを学ぶことができます。

また、他の参加者と意見交換をすることで、自分の考えを深めるきっかけにもなります。

 

  • 地域でのセミナー

地域の医療機関や福祉施設が主催するセミナーでは、ACPに関する最新の情報を得ることができ、専門家に直接質問することも可能です。

 

  • オンラインセミナー

時間や場所を選ばず参加できるため、忙しい人でも参加しやすいです。

基本的なACPの知識から、具体的な手続きに関する解説まで幅広いテーマが取り扱われます。

これらのサポートツールを活用して、計画的に準備を進めていきましょう。


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