アドバンストケアプランニングで大切な家族の心理的負担を軽減する-2

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アドバンストケアプランニングで大切な家族の心理的負担を軽減する-2

2024/10/02

アドバンストケアプランニングで大切な家族の心理的負担を軽減する-2

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

今年もあと3ヶ月ですね。

1年が早く感じます。

来年に向けて今年やり残していることを片付けたいと思います。

 

さて、今日は昨日の続きになりますが、健康なときからアドバンストケアプランニング (ACP)を考えるメリットについてです。

昨日の話も参考にしてください。

https://hetero-clinic.jp/blog/detail/20241001071132/

健康状態に関係なくアドバンストケアプランニング(ACP)を考えることには、多くのメリットがあります。健康なうちにACPを進めることは、将来の安心を確保し、家族への負担を軽減するための重要なステップです。以下に、その主なメリットを説明します。

 

1. 自分の意思が尊重される

健康な状態のときにACPを進めることで、自分がどのような医療やケアを望むかをはっきりと決めておくことができます。将来、病気や事故で自分の意思を伝えることが難しくなった場合でも、あらかじめ伝えた希望が尊重され、あなたの意思に沿った治療やケアを受けることが可能になります。

 

2. 家族への心理的負担を軽減できる

最期の決断を家族に委ねることは、大きな精神的負担になります。自分の意思が不明な場合、家族はどのような決断をするべきか迷い、後悔や葛藤を抱える可能性があります。ACPを事前に話し合っておくことで、家族は自分の決断に対する不安や迷いを軽減し、安心して支えることができるようになります。

 

3. 医療者とのコミュニケーションが円滑に

健康な状態でACPを進めると、医療者とのコミュニケーションがより円滑になります。自分の希望を明確に伝えておくことで、緊急時にも適切な医療対応が期待でき、意思に反する治療が行われるリスクが減ります。医療チームもあなたの希望に基づいたケアを提供しやすくなります。

 

4. 不測の事態への準備ができる

事故や急な病気など、予期せぬ事態は誰にでも起こり得ます。ACPを健康なうちに進めておけば、突然の病気やけがで意思表示ができなくなった場合でも、自分の意志を尊重した対応が可能になります。事前に準備をしておくことで、未来への不安が減り、安心して日々を過ごすことができます。

 

5. 冷静かつ客観的な判断ができる

健康状態に問題がないときは、冷静に自分の医療やケアに関する希望を考えることができます。病気やケガが進行しているときには、感情的になりやすく、冷静な判断が難しくなることがあります。健康なときにACPを進めることで、落ち着いて自分の価値観や希望を反映した選択が可能になります。

 

6. 自分と向き合う時間を持てる

ACPは、人生の終わりについて考えるきっかけにもなります。普段は避けがちなテーマかもしれませんが、ACPを通じて自分の価値観や大切にしていることに向き合う時間を持つことは、今後の人生を豊かにするための大切なステップです。

 

7. 人生設計の一環として計画を立てられる

ACPは、将来の医療やケアだけでなく、全体的な人生設計の一部と捉えることができます。健康なうちに、どのように最期を迎えたいかを考えることで、人生の大切な選択肢や価値観を明確にし、今後のライフスタイルや計画に役立てることができます。

 

ACPを健康なときに進めることで、将来への安心感が得られ、家族や医療者とのコミュニケーションがスムーズになり、予期せぬ事態にも適切に対応できるようになります。


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