年齢を重ねると眠りが浅くなる3つの要因
2024/08/30
年齢を重ねると眠りが浅くなる3つの要因
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
鎌倉はすごい雨ですが、皆さまは大丈夫でしょうか?
警報が出ているところも多いようですね。
外出される際には、足元に気をつけてください。
しかも、高齢になるほど睡眠が浅くなるということが指摘されています。
今回は、高齢になると睡眠が浅くなる3つの要因についてお伝えします。
1. 体内時計の働きが鈍くなる
「睡眠と覚醒のリズム」をつくっているのは、「深部体温」と「メラトニン」という脳内ホルモンです。
体温は、一日の中で変動しており、早朝から上がり始め、午後2~3時頃にピークに達すると、徐々に下がり始め、午前2~3時頃に最も低くなります。
体温が下がるタイミングで、人は眠気を感じますが、体温の下降に関与しているのが、メラトニンです。昼間はまったく分泌されませんが、午後9時頃から分泌が盛んになり、夜中の2~3時頃に最も多くなります。
しかし、高齢になるとメラトニンの分泌は減り、深部体温高低差も少なくなり、体内時計の働きが鈍くなるとされています。
メラトニンとは、脳の中にある「松果体」という部分から分泌される、睡眠に関わるホルモンです。
朝起きて朝の光を浴びた約15時間後(就寝予定時間の約1~2時間前)から血中のメラトニン量が増加し、
眠気を誘う働きをしていると報告されています。
そのため、メラトニンの量が不足すると、夜に眠れなくなり睡眠の質が落ちて睡眠不足につながるのです。
そのメラトニンですが、分泌のピークは、なんと10歳ごろ。
思春期がはじまるあたりから急激に減り始めて、40~50歳のころには睡眠障害が起きてもおかしくないレベルまで落ちている方もいます。50~60歳台になると、ピーク時の1/10以下になってしまいます。
2. 不安やストレスの増加
高齢になると、役割や社会的関係がなくなったり、心身機能が弱ったりすることで、不安やストレスが増えるといわれています。
3. 日中の活動性低下
覚醒していた時間が長いと覚醒中にたまる睡眠物質(プロスタグランディンD2、アデノシンなど)により睡眠が誘発されます。
ちなみに、睡眠物質とは自然な睡眠をもたらし、持続させる生理的物質の総称です。
高齢になると日中の活動性が低下します。それによって、睡眠物質が減り、夜になっても眠くならないのです。
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