雨の日こそ動物とのふれあいを
2024/06/18
雨の日こそ動物とのふれあいを
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
今日はすごい雨ですね。
私はときどき訪問診療のお手伝いをしているのですが、
そういう外回りのお仕事のときに、こういうお天気だと少し憂鬱になります。
ちなみに今日は産業医の研修で午後からお出かけです。
外でお仕事されている皆さまお疲れさまです。
さて、今日はこういう雨の日にお勧めしたい過ごし方についてお伝えしていきます。
雨の日に憂鬱になる原因の1つとして、
日照時間の減少が言われています。
日照時間というのは、太陽が直接地面を照射した時間のことです。
では、日照時間が短くなるとなぜ憂鬱になるのでしょう。
これに関係しているのが「幸せホルモン」といわれるセロトニンです。
セロトニンには、不安を減らし、集中力を上げる働きがあり、
うつの原因の一つとしても注目を浴びています。
そして、このセロトニンは、日光を浴びることで体内で作られています。
私たちの幸せな生活に重要な働きをするセロトニンですが、
「オキシトシン」という物質とも密接な関係があります。
もともとオキシトシンは、分娩時に子宮の収縮を促すことや乳腺を刺激して母乳の分泌を促す働きがあることから、
女性の出産期に必要なホルモンとして知られてきました。
近年では、このオキシトシンが老若男女のストレス状態を軽減させ、
不安や心配などを緩和させてくれるなどといった働きがあることが分かってきています。
また、オキシトシンが十分に分泌されているセロトニンの分泌も増えて、
相互作用によりストレス緩和につながるのです。
このオキシトシン、認知症予防や自閉症の改善効果も期待されているのですが、
話がそれてしまうので、その話はまたいずれしていきたいと思います。
人との会話、動物との触れあい、スポーツをする、マッサージ、新しいことにチャレンジする、親切な行動をするといったことでもオキシトシンの分泌が高まるとされています。
ユニ・チャームが東京農業大学農学部バイオセラピー学科動物介在療法学研究室 太田光明教授と共同で行った
アニマルセラピーの研究によると、セラピー犬との関わることで高齢者のオキシトシン分泌量が増えたそうです。
参考)https://www.atpress.ne.jp/news/182796
雨が長く続いている日は、早めに家に帰って、
家族やペットと過ごすのが自分の健康を維持するのによいのかもしれません。
こちらも参考に
ヘテロクリニックでは、自分の健康を自分で守るお手伝いをしています。
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