職場の人間関係をさらに円滑にするコツは「質問力」にあり!オープンエンドクエスチョンとは?
2024/05/23
こんにちは ヘテロクリニックスタッフ兼カウンセラーの米井です。
なんだか湿気がムンムンしてきてますね。
確実に梅雨入りの気配がそこまで忍び寄ってる感じがして、気分も落ちがちですが
ご近所の草花に目を向けて気分を少しでも上げて切り替えながら毎日すごしています。
気持ちが少し落ち込んだ時にどんなことで気分転換をされますか?
梅雨の時期はお天気もどんよりする日がどうして多くなりがちで抑うつ状態になりやすいです。
気持ちが落ち込んだ時に、ちょっとした気分があがること、楽しいこと、好きなことなどいくつか持っていると心身ともにもう少し過ごしやすくなると思います。
気分転換になりそうなちょっとした些細な事、ぜひ、見つけてみてください♩
人間は自分の話を聴いてほしい生き物
さて、今日は先日に引き続き「職場の人間関係」をテーマに、良好な人間関係を築いていくためのコミュニケーションのコツについてお伝えしていきます。
基本、人間というのは「自分の話を聴いてほしい!」と思う生き物だと私は思っています。
私自身もカウンセラーという立場でないプライベートのときはやはり自分の話を聴いてほしいというモードに入りやすいです。
ですので、仕事上の立場や役割で自分が相手の話を聴いたり引き出したりするときは、それなりのコミュニケーションのコツやスキルを身につける必要がでてきます。
そのわかりやすい事例としてこれまで
・アクティブリスニング(話の聞き方)
・アサーティブコミュニケーション(コミュニケーションの方法)
などをご紹介してきました。
ですが、最終的に一番重要になってくるのが「質問力」だったりします。
なぜか?
いくらアクティブリスニングやアサーティブコミュニケーションを心掛けたとしても、相手の話をしっかり聴く質問がトンチンカンだと良好な関係を築くのは難しくなります。
冒頭でもお伝えしましたが、人間というのはどうしたって「自分の話を聴いてほしい!」と思う生き物です。
だから、自由に話せてしっかり聴いてくれる人に結局は好感を持つものなんですね。
すごく大雑把な言い方をすると、「自分の言いたいことを自由に言えてちゃんと共感しながらもしっかり聴いてくれてる!」と相手から思われれば、概ね相手は心を開いてくれます。
この信頼関係の構築が良好な人間関係へと変化していきます。
前置きが長くなりましたが、さらに良好な人間関係を築くためのコツとして重要なのが「質問力」です。
質問力とは?
質問力とは、適切な質問をすることで相手から有益な情報を引き出し、コミュニケーションを深める能力のことです。
質問力が高い人は、会話の流れをコントロールし、相手の考えや感情を理解し、問題解決や意思決定を効果的に進めることができます。
質問力が重要な4つの理由
(理由その1) 情報収集:必要な情報を正確に引き出すことができます。
(理由その2) コミュニケーションの活性化:相手に興味を持ち、会話を盛り上げることで信頼関係を築けます。
(理由その3) 問題解決:問題の本質を理解し、解決策を見つける手助けとなります。
(理由その4) 学習と成長:他人の視点を知ることで、新たな知識や洞察を得られます。
質問力を高めるためのオープンアンドクエスチョンの活用
「オープンエンドクエスチョン」(開かれた質問)とは、相手に自由に答えを表現させる質問のことです。
(オープンエンドクエスチョンの特徴)
- 自由な回答を促す:相手が自分の考えや感じていることを自由に表現できるようにします。
- 詳細な情報を引き出す:具体的な情報やエピソードを引き出すことができます。
- 対話を深める:相手の視点や意見を深く理解し、建設的な対話を促進します。
(オープンエンドクエスチョンの具体例)
- 経験に関する質問:
- 「最近のプロジェクトについてどう感じていますか?」
- 「最後の旅行で一番印象に残ったことは何ですか?」
- 意見に関する質問:
- 「この提案についてどう思いますか?」
- 「新しいポリシーについてのあなたの考えを教えてください。」
- 感情に関する質問:
- 「その出来事に対してどのように感じましたか?」
- 「最近、何か特別に嬉しいことはありましたか?」
ちなみに、オープンエンドクエスチョンの反対をクローズドクエスチョン(閉じた質問)といい、答えが「はい」「いいえ」などの単純な一言で済む質問のことです。
これらの質問は特定の情報や確認を得るのに適していますが、会話を深めることには向いていません。
いかがでしたでしょう?
これは私自身の実体験からの見解ですが、アクティブリスニング+アサーティブコミュニケーション+オープンエンドクエスチョンを組み合わせたコミュニケーションスキルが身につけば、良好な人間関係がかなりの確率で構築できるはずです。
参考になればとてもうれしいです♪
自分自身では気持ちや感情の整理やコントロールが難しいと感じる方は、感情カウンセリング通常セッションで吐き出す場をしっかり作っていただくととてもスッキリした状態へと心の持ちようが変化します。
また、仕事の立場上、人間関係を管理しなければならない管理職のような方には、どんな人とでも一貫したコミュニケーションがとれるようになる感情のトレーニングコースがおススメです。
ご興味ある方はお気軽にお問合せください。
それでは本日も素敵な午後をお過ごしください。