職場の人間関係を円滑にするのに役立つ、アサーティブコミュニケーションとは?
2024/05/21
こんにちは ヘテロクリニックスタッフ兼カウンセラーの米井です。
ご近所さんが育てているアジサイがどんどん成長してきました。
まだいまは青々していますが、きっと1ヶ月もしないうちに色とりどりのアジサイが見れそうな感じです。
梅雨の合間のちょっとした楽しみになりそうです♩
さて、今日は「職場の人間関係」をテーマに良好な人間関係を築くのにお役立ちになりそうなコミュニケーションスキルをご紹介したいと思います。
アサーティブコミュニケーションという言葉を聞かれたことはあるでしょうか?
アサーティブコミュニケーションとは、自己主張と他者尊重のバランスを保ちながら、自分の意見や感情を適切に伝えるコミュニケーションスタイルのことです。もっと簡単にお伝えすると「あなたはOK!わたしもOK!」というスタイルのコミュニケーションです。このスタイルは、特に職場での効率的かつ健康的な人間関係を築くのに役立ちます。
このアサーティブコミュニケーションを理解するときに、覚えておくといい4つのコミュニケーションスタイルのタイプがあります。
1. ノン・アサーティブ
このスタイルは、自分の意見や感情を抑え、他人の要求や期待に従うことが多いです。このため、自己のニーズが満たされないことが多く、ストレスや不満が蓄積しやすいです。
2. アグレッシブ
このスタイルは、自分のニーズを主張する一方で他人のニーズや感情を無視または軽視します。強引で支配的な態度は、対人関係において敵意や反発を生み出しやすいため、職場での人間関係に悪影響を与える可能性があります。
3. パッシブアグレッシブ
表面上は協力的または非アサーティブに見えますが、実際には間接的な方法で抵抗や敵意を示します。このスタイルは、皮肉や遅延、非協力的な態度などを含むことがあります。これも健康的なコミュニケーションとは言えず、信頼関係の構築には適していません。
4. アサーティブ
自分の意見やニーズをはっきりと表現する一方で、他人の意見やニーズも尊重します。このバランスのとれたアプローチは、相互理解と尊重を促進し、効果的なコミュニケーションを実現します。
これらのタイプは、混在することがほとんどです。
ただ、自分が主にとりやすいコミュニケーションスタイルのタイプはどれなのか?あらかじめわかっておくと、アサーティブコミュニケーションを実践するとき、混乱しにくくなります。
アサーティブコミュニケーションの基本
1. 明確な表現: 自分の意見や必要をはっきりと、しかし攻撃的でない言葉で伝えます。
2. 相手の意見を尊重: 相手の意見や感情を認め、尊重する姿勢を示します。
3. 適切な聞き手になる: 効果的なコミュニケーションには良い聞き手であることも重要です。相手の話を注意深く聞き、理解しようと努めます。
実践のポイント
①具体例を交えて説明する: 抽象的な表現を避け、具体的な事例や状況を使って伝えることがポイントです。
②「私は」から始める: 「私は」という言葉を使うことで、自己主張が他者を非難するものではなく、自分の感じたことや考えたことを述べるものであることを明確にします。
③冷静であること: 感情が高ぶりがちな状況でも、冷静さを保つことが重要です。感情的にならずに事実に基づいて話すことで、相手も真摯に受け止めやすくなります。
職場での感情的な同僚や部下とのコミュニケーションにおいて、これらのスキルは特に有効です。自分の感情やニーズを適切に表現し、同時に相手の立場や感情を尊重することで、より健全な職場環境を作ることができるようになります。
このコミュニケーションスキルは、職場だけでなく、家庭生活においても大きなメリットをもたらします。
参考になれば嬉しいです♩
当院では、感情に特化したカウンセリングを随時実施しております。
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また、仕事の立場上、人間関係を管理しなければならない管理職のような方には、どんな人とでも一貫したコミュニケーションがとれるようになる感情のトレーニングコースがおススメです。
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それでは本日も素敵な1日をお過ごしください♩