感情カウンセリングを癌の患者様にお勧めしたい理由 その6
2020/01/05
感情をクリアリングして、ストレスを軽くすることは身体の健康に保つためには重要です。
というのもストレスはさまざまな病気のリスク要因であることが分かっています。
癌も例外ではありません。
長期間にわたるストレスが癌になるリスクを上げるということが2017年のScientific Reportで発表されました。
1990-1994年に40-69歳の101,708人を登録し、追跡調査を行いました。
平均の追跡調査期間が17.8年。
その間に17,161人が癌になりました。
登録時と5年後に日常的に自覚するストレスの程度についてアンケートを実施しており、ストレスの程度について3つのグループ(高、中、低)に分けています。
自覚的ストレスが常に低いグループ(登録時、5年後ともに低い)を基準として、他のグループを調べたところ、常に自覚的ストレス高いグループ(登録時、5年後ともに高い)は常に低いグループと比較して11%も癌になるリスクが高かったのです。
参考)
Song H. et. al. Perceived stress level and risk of cancer incidence in a Japanese population: th Japan public healtj center (JPHC)-based prospective study. Sci. Rep. Oct 11;7(1):12964.doi:10.1038/s41598-017-13362-8
癌になるリスクがストレスによって高くなる要因として考えられているのが
・ストレスによる活性酸素の増加
・ストレスによる免疫力の低下
です。
ストレスをため込まないためには、どうしたらよいのでしょうか。
・生活のリズムを整える
・イライラしたら深呼吸する
・適度な運動をする
といったことが効果的です。
自分自身で対処できないときには、当クリニックがお役に立てるかもしれません。