自信が持てない理由は、もしかしてインポスター症候群!? 対処法もご紹介
2024/10/10
こんにちは。ヘテロクリニックスタッフ兼カウンセラーの米井です。
先日の雨から急に気温が下がりましたね!
あまりの気温の変動に正直ついていけてませんが。。
朝晩が結構冷え込みますので、できれば体調を崩さないようにしたいですね。
これからの時期、乾燥も気になってきます。
水分をしっかりとりつつ、手洗い・うがいしっかりこまめにしていきましょう!
「自分には実力がない」と感じたり、「周りの期待に応えられないかもしれない」と不安になること、ありませんか?
それは、もしかすると「インポスター症候群」が関係しているかもしれません。
インポスター症候群とは?
インポスター症候群とは、
「自分の成功や実績が本当に自分の力で成し遂げたものではない」と感じる状態のことです。
たとえ周りから褒められたり、評価されたりしても、「これはたまたま上手くいっただけ」「運が良かった」と思ってしまい、自分を信じることができないんです。
もし、頑張っているのに「私なんて大したことない」と感じてしまうこと当たり前のように起きていたとしたら、それは、インポスター症候群の可能性があるかもしれません。
自信が持てない理由
では、どうして自信が持てないのでしょう?
自信を持てなくなる理由には、さまざまな要因があります。
あなたももしかしたらこういった経験をしていないでしょうか?
理由①家庭環境
育った環境が自信に大きく影響します。
たとえば、子どもの頃に「もっと頑張らないとダメ」と言われ続けてきた場合、自分が達成したことを十分に認められなくなってしまうことがあります。
「これくらいじゃ足りない」「もっとできるはず」という気持ちが強くなり、常に自分を過小評価してしまうのです。
理由②職場環境
次に、職場環境も影響します。
厳しい評価が日常的な職場では、どれだけ頑張っても「自分はまだまだ」と感じてしまうことがあるでしょう。
また、周りと競争するような職場環境だと、他の人と自分を比べることが習慣化し、どんどん自信を失ってしまうことも。
理由③性格の傾向性
完璧主義の傾向が強い人も、自信を持ちにくいと言われています。
完璧主義の人は、ほんの少しのミスや失敗で「自分はダメだ」と思い込んでしまい、たとえ大きな成功を収めても、自分を認めることができません。
すべてが完璧でなければ満足できないため、どれだけ達成しても心が追いつかず、常に「不十分」と感じるのです。
こうした要因が絡み合い、自信を持てなくなることがあります。
インポスター症候群はどんな特徴がある?
インポスター症候群に悩む人は、次のような特徴を持つことが多いです。
1. 成功を信じられない
たとえ大きな成功を収めても、「これは自分の実力じゃない」と思ってしまいます。
人から褒められても「運が良かっただけ」「たまたまそうなった」と考えてしまい、自分を認めることができません。
2. 不安が強い
「自分は本当はできないのに、いつかバレてしまうんじゃないか」という不安が常にあります。
そのため、周りの期待や評価がプレッシャーとなり、さらに自信を失ってしまいます。
3. 他人との比較
周りの人が優れているように見え、自分が劣っているように感じます。
他人と自分を比べてしまい、どうしても自分を下に見てしまうのです。
こんなふうに感じたことがありませんか?
これらはインポスター症候群の典型的な心理状態です。
インポスター症候群に当てはまるサイン
もし「私もそうかも?」と思ったなら、以下のサインに心当たりがあるか確認してみてください。
これらは、インポスター症候群に当てはまる行動や思考パターンです。
①周囲からの評価を信じられない
いくら褒められても「本当は私、そんなにすごくない」と感じてしまい、周囲の評価を素直に受け取れません。
②自分は運が良かっただけだと思う
成功しても「これは私の実力じゃなく、たまたまだった」と考えてしまいます。運や他の要因を理由にして、自分の努力や成果を否定してしまうのです。
③自分を過小評価しがち
どんなに頑張っても「まだまだ足りない」「もっとできるはず」と自分に厳しくし、自分を十分に評価できません。
「自信が持てない」と感じるのは、こうしたインポスター症候群のサインが影響しているかもしれません。
これに気づくことが、まずは一歩です。
インポスター症候群から抜け出すための4つのステップ
では、インポスター症候群から抜け出して自信を持つためにはどうすればいいのでしょうか?
いくつか実践的なステップを紹介しますね。
ステップ1. 成功を認める
まず、自分がこれまで達成してきたことをきちんと認めましょう。
どんなに小さな成功でも、「これは自分の努力の結果だ」と受け入れることが大切です。
日記などに自分の成功を書き出してみるのも効果的です。
ステップ2. 自分の強みを知る
自分にはどんな強みがあるか、意識してみてください。
強みは、他の人と比べるものではなく、あなた自身が持つものです。
例えば、忍耐力がある、気遣いができる、困難に立ち向かう力があるなど、何気ないことでもいいのです。
それを認めることで自信が少しずつ芽生えてきます。
ステップ3. 他人と比べない
他の人の成功や能力と自分を比べるのをやめましょう。
それよりも、自分自身の成長に目を向けてみてください。
昨日の自分と今日の自分を比べ、少しでも進歩している部分を見つけることが、自信につながります。
ステップ4. ネガティブな自己対話を変える
「自分には無理だ」「できない」と思ったときには、その言葉を「少しずつできるようになる」「これは成長のチャンスだ」とポジティブに言い換えてみましょう。
言葉が変わると、気持ちも前向きになっていきます。
自分の力を信じて、前向きに生きるために
自分の力を少しずつ信じられるようになれば、周りの評価に揺れず、堂々と前に進むことができるようになってきます。
例えば、仕事で成果を出しても「たまたま」ではなく、「自分の努力が実を結んだ」としっかり感じられるようになります。
また、他人と比較せずに、自分自身の成長を喜ぶことができると、毎日の生活がもっと楽しくなるでしょう。
しかし、頭ではわかっていても現実にできないことが多いのも事実です。
一人で乗り越えるには難しいと感じる場合には、自分で抱えこむ前に専門機関やカウンセリングなどを利用することも大切です。
ヘテロクリニックでもご相談随時受け付けておりますので、良ければぜひお問い合わせください。
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