地震・雷・火事・親父?-2

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地震・雷・火事・親父?-2

2024/09/29

地震・雷・火事・親父?-2

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

9月最後の日曜日となりますが、いかがお過ごしですか?

鎌倉の今日の天気は曇り。

日中もそれほど暑くはならないようで、また今日も観光客が多そうな予感がします。

 

さて、昨日は雷などの激しい天気の時に生じる本能的不安のメカニズムについてお伝えしました。

なので、本日はその対処法について話を勧めていきたいと思います。

環境を整える

不安やストレスを軽減するためには、自分が安心してリラックスできる環境を作ることが大切です。

雷や嵐が来ると予想される場合、あらかじめ次のような準備をしておくとよいでしょう。

  • 照明の工夫: 強い光や暗闇は不安感を増幅することがあります。
    柔らかな照明を使って落ち着ける雰囲気を作ることで不安が軽くなることがあります。
    たとえば、間接照明やキャンドルなどの温かい光には、リラックスを促す効果があるといわれていますので、それらを利用するというのも一つの方法です。
     

  • 音楽やホワイトノイズ: 雷や嵐の激しい音は不安のトリガーとなりやすいとされています。
    穏やかな音楽やホワイトノイズを流して、嵐の音をかき消すのも有効です。
    たとえば、自然の音(波の音や雨の音)やリラックス効果のある音楽などは、心が安定しやすくなります。
    ちなみに、ホワイトノイズというのは、波や雨、風の音などのようにすべての周波数が均等に含まれている音のことで、一般的に「背景音」や「環境音」として使われ、一定の音が続くため、他の雑音をかき消す効果があります。
     

  • 安全な場所を選ぶ: 雷や嵐による危険を回避するため、家の中の安全な場所をあらかじめ把握しておくと、実際の嵐が来たときに安心感が生まれます。
    窓から離れた部屋や地下室など、安全な場所に避難することで不安が軽くなることが期待できます。

深呼吸とリラクゼーション法

嵐や雷に対する不安感は、身体的な緊張と密接に関係しています。

呼吸法やリラクゼーションテクニックを活用することで、心身のリラックスを促し、過剰なストレス反応を抑えることができます。

  • 深呼吸法(腹式呼吸): 不安や緊張を感じたときは、深くゆっくりと呼吸をすることが有効です。
    腹式呼吸は、呼吸を腹部まで深く取り込み、息を吐くときにゆっくりと体から緊張を解き放つように意識します。これにより、副交感神経が活性化され、心拍数が落ち着き、リラックス状態に入ることができます。
     

  • プログレッシブ筋弛緩法: これは、体の各部位の筋肉を一度緊張させてから、ゆっくりと弛緩させるテクニックです。
    まず手や足の筋肉を緊張させ、数秒間維持してから解放することで、筋肉の緊張を解くと同時に、精神的な緊張も和らげることができます。
    雷や嵐の音で緊張しているときに、この方法を使うと効果的です。

気を逸らすアクティビティを行う

雷や嵐に対する不安が強いときは、別のアクティビティに集中することで注意をそらすというのもよいかもしれません。不安感にフォーカスする代わりに、興味のある活動を行うことで、気持ちを軽くすることができます。

  • 読書や映画鑑賞: 自分が楽しめる本や映画に没頭することで、雷や嵐を一時的に忘れさせる効果があります。特に、心を落ち着けるジャンルの作品を選ぶと良いでしょう。
     

  • アートやクラフト: 手を使って何かを作ることは、不安を和らげる効果があります。
    たとえば、塗り絵や編み物、絵を描くなど、クリエイティブな活動に集中すると、気分が前向きになりやすくなります。
     

  • ストレッチやヨガ: 軽い運動は、体内の緊張を和らげ、エンドルフィンを分泌させることで、不安感を軽減する効果があります。
    自宅で簡単にできるストレッチやヨガのポーズを取り入れて、身体をほぐすのも効果的です。
    ちなみに、エンドルフィンというのは、「感謝の脳内物質」と呼ばれており、ドーパミンの幸福感を10~20倍にも増強する効果があると考えられています。

ポジティブな視点を持つ

雷や嵐は、やがて終わるものであり、その後の爽やかな空気や青空を想像することで、ポジティブな視点を持つことができます。
不安に対してネガティブな感情を持つ代わりに、自然の美しさやリズムを受け入れる心構えを意識すると、不安感が軽減されやすくなります。
 

  • 嵐の後のリフレッシュ感をイメージ: 嵐が去った後、空気が一新され、空が晴れ渡る瞬間を思い描くことで、嵐の終わりに焦点を当て、ネガティブな感情を和らげることができます。
     

  • マインドフルネスの実践: 今この瞬間に集中するマインドフルネスの練習は、不安感を減少させる効果があります。
    雷の音や嵐の轟音をあえて観察し、その音に対する自分の体の反応を冷静に見つめることで、不安を客観視しやすくなります。

仲間やサポートを求める

雷や嵐が怖いと感じるとき、一人で不安に立ち向かうのは難しいことがあります。

家族や友人に話を聞いてもらったり、一緒に過ごすことで、安心感が生まれます。

また、オンラインのサポートグループやカウンセラーに相談するのも有効です。
 

  • 人と一緒に過ごす: 雷や嵐の中で不安感が高まる場合、信頼できる家族や友人といっしょに過ごすことで自分が一人ではないことへの安心感から不安が和らぐことが期待できます。
     

  • ペットとの時間を過ごす: ペットも雷を怖がることがありますが、逆にいっしょに過ごすことでお互いに安心感を得ることができます。
    ペットとの触れ合いは、心を落ち着け、癒しを提供する効果があります。

これらの対処法を活用することで、雷や嵐が来ても過度な不安に悩まされることなく、心身を落ち着けて過ごすことができるようになるかもしれません。

それでも不安が解消されないときは、当院の感情カウンセリングをご利用ください。


ヘテロクリニックは、自分の身体を自分で守るお手伝いをしています。

 

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