アルツハイマー病と睡眠の関係

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アルツハイマー病と睡眠の関係

2024/09/04

アルツハイマー病と睡眠の関係

こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。

先日、七面山に行ってきました。

そして、筋肉痛です。

痛くなって初めてわかる普通に歩けるありがたさ。

もう少し筋力を鍛えたいと思います。

 

さて、今日は睡眠とアルツハイマー病の関係について、お伝えしていきます。

認知症と睡眠は深く関連しています。

 

睡眠が不足すると認知症を発症するリスクが高くなることが分かっています。

また、認知機能が低下すると睡眠障害が起こってきます。

 

もっとも一般的な認知症であるアルツハイマー病の軽症の方の約6割が何らかの睡眠障害を抱えているという報告もあります。

参考)Rongve A, Boeve BF, Aarsland D. Frequency and correlates of caregiver-reported sleep disturbances in a sample of persons with early dementia. J Am Geriatr Soc. 2010;58(3):480-6.

その背景に、閉塞性睡眠時無呼吸やレストレスレッグス症候群、周期性四肢運動障害など様々な睡眠障害が存在することが示されています。

 

もっとも一般的な認知症であるアルツハイマー病の発症には、アミロイドβタンパク質やタウタンパク質の脳内での蓄積が関連すると考えられています。

そして、これらのタンパク質の蓄積には睡眠が関係しているのだそうです。

睡眠の働きの一つに脳のお掃除がありますが、深い睡眠であればあるほど効率的にお掃除をしてくれるそうです。その脳のお掃除によってアミロイドβタンパク質も排出されるとされています。

この機能はグリンパティック・システムと呼ばれています。

 

ただ、長く眠っていればよいのかというとそうではなく、

9時間以上の場合は、睡眠の質が落ちているせいかアルツハイマー病の発症リスクが高くなるそうです。

 

こわいことに、一晩眠らないだけでもアミロイドβが増えるという報告もあるようなので、

日中身体を動かすことを心がけ、夜更かしは慎むようにしましょう。

 

 


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