ストレスと脳
2024/05/02
ストレスと脳
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
きっと混むかもという予想のもと、ヘテロクリニックは今週はお休みをいただいています。
診療開始とお電話でのご予約受付は5月7日からとなります。
ご不便をおかけしてすみません。
さて、昨日はセルフでできるストレスチェックについてお伝えしました。
今日は、ストレスと脳、特に前頭前野についての関係についてお伝えしていこうと思います。
ストレスがかかった時に影響を受ける脳の部位に「前頭前野(ぜんとうぜんや)」があります。
名前の通り脳の前の部分です。
前頭前野という脳の部位は、人間と動物で最も異なる場所であり、
「人を人たらしめる場所」とも言われています。
主な働きですが、
- 考える
- 行動や感情をコントロールする
- コミュニケーションをする
- 記憶する(想起)
- 意思決定する
- 判断する
- 集中する
- 計画する
といったものがあります。
ストレスがかかると前頭前野の機能が弱まり、
不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動(欲望にまかせた暴飲暴食や薬物乱用、お金の浪費など)に負けたりします。
そして、残念なことにスマートフォンやパソコン、テレビ、ゲームなども
この前頭前野の機能を落とす原因になっているのではないかということが最近指摘されています。
実際、小学校5年~中学3年生 約4万人に行った調査で、
スマホを使っている時間が長いほど成績が悪いという報告があります。
また、平均11歳の子ども223人の脳を3年間モニタリングした結果、スマホを含むネット漬けの子どもほど前頭前野を中心に脳が発達していないということもわかっています。
とはいえ、これはスマホを使う時間を減らせば、脳の機能が回復することもわかっています。
ストレスがあるときほどスマホから離れ、脳を休めてあげるのが効果的かもしれません。
ヘテロクリニックでは、感情カウンセリングを行っています。
オンラインでの対応も可能です。
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