認知症の原因
2024/02/27
認知症の原因
こんにちは
今日はなかなか風が強いですね。
最近の気温の変動のせいか、体調を崩す方も多いようですが、大丈夫でしょうか?
先日、『認知症は病名じゃない』ということをお伝えしました。
https://hetero-clinic.jp/blog/detail/20240225142445/
今日は、認知症をきたす病気についてお伝えしていきたいと思います。
こちら、平成25年とかなり前のものになりますが、
厚生労働省「都市部における認知症有病率と認知症の生活機能への障害への対応」からの出店になります。
認知症をきたす疾患の割合に関しては、出典もとによっていろいろさはありますが、
原因となる疾患に関しては同じような感じかと思います。
一番有名なものは、アルツハイマー病ですが、
それ以外にもいろいろな疾患が原因で認知症になるということが分かるかと思います。
それぞれの疾患については、また後日、お伝えしますが、
本日一番お伝えしたいことは、
「認知症の中には治療可能な認知症がある」
ということです。
認知症というと治らないイメージが強いかと思います。
そのためか早期の段階で病院を受診される方は意外と少ないのです。
自分が、家族が認知症だということを認めたくない
という気持ちも早期の受診につながらない大きな要因かと思いますが。。。
神経細胞が減って認知症という症状をきたすということをお伝えしましたが、
神経細胞自体もいきなり死滅するわけではなく、
神経細胞の機能が落ちていて、その段階で適切に治療すれば回復する病気というものも中には存在します。
たとえば、正常圧水頭症やビタミンB1欠乏症、甲状腺機能低下症などがそれにあたります。
ただし、いくら原因が治療可能な認知症だったとしても
脳の神経細胞の数が減り、脳の萎縮が進行してからでは治療効果は望めません。
これが、早期の段階で病院を受診し、適切な診断を受けてほしい理由の一つです。
とはいえ、どこにいけばいいの?
と迷われる方も多いかと思います。
神奈川県では、県のホームページに認知症の診療を行う医療機関名簿というものを載せています。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/u6s/cnt/f6401/p454893.html
認知症の原因疾患の診断がついていない場合は、
この中で、鑑別診断を行っている医療機関への受診をお勧めします。
最低でも画像診断が行えるところがよいかと思います。