認知症の認知機能評価と臨床評価
2024/02/10
認知機能評価と臨床評価の長所と短所
認知症のテストというと長谷川式(HDS-R)が有名ですが、
その他にもあります。
ということで、今回は認知症の認知機能評価2つ(MMSE, ADAS-cog)と臨床評価2つ(CDR, ADCS-MCI-ADL)の長所と短所についてお伝えしていきます。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
MMSE | ・所要時間が5~10分と短い ・検査者の習熟度による手順のブレや特典変動が少ない | ・ダイナミックレンジが狭く、真の変化量が変動に埋もれがち |
ADAS-cog | ・ダイナミックレンジが広い ・さまざまな機能を評価 | ・所要時間が40分程度 ・検査者の習熟が必要 |
CDR | ・カテゴリー化、重症度評価の両方に用いることができる ・変動が少ない | ・所要時間が45分程度 ・検査者の習熟が必要 ・ダイナミックレンジが狭い |
ADCS-MCI-ADL | ・情報提供者への18項目の質問票で実施は容易 | ・臨床試験以外での使用は少ない |