熱中症(1)
2023/06/02
目次
暑さ指数(WBGT)
暑さ指数(WBGT)は、熱中症になるリスクを示す指標の一つです。
暑さ指数(WBGT)は湿球黒球温度(Wet Bulb Globe Temperature)のことで、1950年代にアメリカで提案されました。
暑さ指数は、私たちの体温を調節する機能に大きく関わる「気温」「湿度」「輻射熱」の3つを元に数値化されています。
輻射熱とは地面や建物、体から出る熱のことで、温度が高いものほど輻射熱が出ます。
この暑さ指数(WBGT)の単位は「気温」と同じく「℃」で示されますが、「気温」とは全く意味の異なる数値なので注意しましょう。
下記に厚生労働省のHPから引用させていただいたWBGT値と気温、相対湿度との関係の表を載せています。
それを見てもらうとわかるように気温と輻射熱が同じ数値であっても、湿度が40%の場合と60%の場合とでは、60%のほうがWBGTの値は高くなります。つまり、気温が同じ場合、湿度が高いほうが熱中症発症リスクが高いということです。
熱中症を引き起こす条件:環境
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 風が弱い
- 日差しが強い
- 締め切った室内
- エアコンがない
- 急に暑くなった日
- 熱波の襲来
熱中症を引き起こす条件:身体
- 高齢者、乳幼児、肥満
- 身体に障害がある人
- 持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)
- 低栄養状態
- 脱水状態(下痢、インフルエンザなど)
- 体調不良(二日酔い、寝不足など)
熱中症を引き起こす条件:行動
- 激しい運動
- 慣れない運動
- 長時間の屋外作業
- 水分補給がしにくい
こちらの記事も参考にしてください。
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