認知症の中核症状|失語・失行・失認とは? 「話せない・できない・わからない」の違いをやさしく解説
2026/02/10
目次
ご家族の
こんな変化に戸惑ったことはありませんか。
- 以前より、あまり話をしなくなった
- 話しかけても、返ってくる言葉がどこかちぐはぐに感じる
- 新聞や本を読まなくなった
- テレビをつけていても、ぼんやり眺めているだけになった
- 一人で洋服を着ようとしても、どこに腕を通せばいいのかわからない様子がある
- 歯ブラシを持っているのに、うまく使えなくなった
- 孫の顔を見ても、誰なのかわからないことがある
「どうして?」
「年齢のせいなのか、それとも別の理由があるのか」
そんなふうに感じながら、
どう声をかけたらいいのかわからず、
戸惑ってしまうご家族は少なくありません。
こうした変化の背景には、
失語・失行・失認と呼ばれる
認知症の「中核症状」が関係していることがあります。
一見すると、
「やる気がなくなったのでは?」
「面倒になっただけでは?」
「注意すればできるはずなのに」
そう見えてしまう場面もありますが、
実際には、本人の中で起きているのは
性格の変化や怠けではなく、脳の働き方の変化です。
- 言葉がうまく使えなくなる
- 体の動かし方がわからなくなる
- 目の前の人や物を、正しく認識できなくなる
こうした状態が重なると、
本人は混乱し、不安を抱えながらも、
それでも自分なりに“今の世界”を理解しようとしています。
このブログでは、
- 失語(ことばの障害)
- 失行(動作の障害)
- 失認(認識の障害)
について、
「できなくなること」ではなく
「なぜそう見えるのか」という視点から、
日常の困りごとと結びつけて整理していきます。
背景がわかると、
関わり方や受け止め方も、少しずつ変わってきます。
ご家族の戸惑いが、
理解と安心につながる一助になれば幸いです。
☕ ひと息まとめ|「できない」の背景にあるもの
- 失語・失行・失認は、やる気や努力が足りないから起きているのではありません
- 脳の中で、「言葉」「動作」「認識」を担う別々の働きが、鈍くなったり、うまくつながらなくなって起きている変化です
- どれが起きているのかを知ると、声のかけ方・手の差し伸べ方が、少し変わってきます
「どうしてできないの?」ではなく、
「今、何が難しくなっているのだろう?」
そう考えることが、安心につながる第一歩です。
失語・失行・失認は、
いずれも「同じように見えて、実は起きていることが違う」症状です。
言葉がうまく出てこないのか。
動作の手順がわからなくなっているのか。
それとも、見えているものや人を認識しづらくなっているのか。
違いを整理せずにいると、
「どうして伝わらないのだろう」
「なぜできないのだろう」と、
家族の戸惑いだけが大きくなってしまいがちです。
次の章では、
失語・失行・失認それぞれで、脳のどの働きが変化しているのかを、
日常の場面と結びつけながら、やさしく整理していきます。
認知症の症状は、大きく分けて
「中核症状」と「周辺症状(BPSD)」 の2つがあります。
このうち、失語・失行・失認は
すべて「中核症状」に含まれるものです。
中核症状とは、
脳の神経細胞そのものの変化によって生じる、
認知症の“土台”となる症状を指します。
一方で、
怒りっぽくなる、不安が強くなる、拒否が出るといった症状は
周辺症状と呼ばれ、
環境や関わり方、体調の影響を大きく受けます。
この違いを知っておくことは、とても大切です。
なぜなら、
中核症状は 「性格」や「やる気」の問題ではなく、
脳の働き方そのものが変わって起きている変化 だからです。
失語・失行・失認では、
- 言葉をうまく使えない
- これまでできていた動作がうまくできない
- 目の前の人や物が、何なのか分からなくなる
といったことが起こります。
これらは一見すると、
- 話を聞いていない
- ふざけている
- わざとやらない
ようにも見えてしまうため、
家族の戸惑いや混乱を招きやすい症状です。
しかし実際には、
「分かっていない」のでも
「サボっている」のでもありません。
脳の中で、
- 言葉を扱う働き
- 動作を組み立てる働き
- 見て理解する働き
といった機能が弱ったり、
連携がうまく取れなくなってきている状態なのです。
このあと詳しく見ていく
失語・失行・失認は、
- どれか一つだけが出ることもあれば
- 複数が重なって現れることもあります
また、進行の仕方や目立ち方には個人差があり、
「できる日」と「できない日」が混在することも少なくありません。
だからこそ、
それぞれの違いを大まかにでも理解しておくことで、
- 何が起きているのか
- なぜ噛み合わないのか
- どう関わると混乱が減りやすいのか
が、少しずつ見えてきます。
次の章からは、
失語・失行・失認それぞれについて、
家族から見えやすい変化を軸に
順番に整理していきます。
☕ ひと息まとめ|家族が混乱しやすいのは、自然なことです
失語・失行・失認があると、家族からは 「話が通じなくなったように感じる」「行動の意味がわからず戸惑う」「なぜそう反応するのか理解できない」 そんな場面が増えてきます。
けれどそれは、本人がふざけているわけでも、努力を怠っているわけでもありません。
言葉・動作・認識といった脳の働きが、うまく働かなくなったり、つながらなくなってきている—— その結果として起きている変化です。
やる気の問題ではなく、“本人自身もとまどっている”状態。 この違いを知るだけで、家族の見え方も、関わり方も、少しずつ変わっていきます。
認知症が進行してくると、
「話が通じない」
「行動がちぐはぐ」
「反応が理解できない」
といった場面が増えてきます。
けれど実は、
これらはひとまとめの症状ではなく、
脳の“別々の働き”がうまく使えなくなっている結果として起きています。
ここでは、家族が日常の中で気づきやすい変化を手がかりに、
失語・失行・失認の違いを整理してみましょう。
● 失語|言葉が“使いにくくなる”
失語があると、
言葉そのものを使う・理解することが難しくなってきます。
家族から見える変化としては、
- 話がかみ合わない、返事がちぐはぐになる
- 言いたいことがあるのに、言葉が出てこない様子が増える
- テレビや新聞をあまり見なくなる
といったことがよくあります。
これは、
話す・聞く・読む・書くといった言語の働きがうまく使えず、
「理解できない」「伝えられない」体験が重なっていくためです。
その結果、
- うまく伝えられない いら立ち
- 何を言われているのかわからない 不安や戸惑い
といった感情の変化が前面に出てくることも少なくありません。
● 失行|やり方が“わからなくなる”
失行では、
何をしたいのかはわかっているのに、やり方がつながらない状態になります。
家族からは、
- 洋服を着ようとしているのに、袖に手を通せない
- 歯ブラシを持っているのに、うまく使えない
- 料理や家事の手順が続かなくなる
といった変化として見えてきます。
大切なのは、
これは「急にできなくなった」というよりも、
少しずつ、動作のつながりが崩れてきた結果だという点です。
本人にとっては、
「やろうとしているのに、体が言うことをきかない」
ような感覚に近いこともあります。
● 失認|見ても“何かわからない”
失認では、
目や耳は正常に働いていても、
見たもの・聞いたものが何か認識できない状態が起こります。
家族が特にショックを受けやすいのは、
- 目の前にいる家族の顔がわからない(相貌失認)
- 物を見ても、それが何なのかわからない
- 音は聞こえているのに、何の音かわからない
といった場面です。
本人は「忘れている」わけではなく、
認識する回路がうまく働いていないために混乱しています。
そのため、
周囲が思っている以上に、不安や恐怖を感じていることもあります。
失語・失行・失認は、
同じように「できなくなった」ように見えても、原因はそれぞれ異なります。
- 失語:言葉を理解したり、使ったりすることが難しくなる
- 失行:やりたい動作はわかっているのに、体の使い方がつながらない
- 失認:見えている・聞こえているのに、それが「何か」と結びつかない
👉 違いを知ることは、
「責めない関わり方」への第一歩になります。
前の章で見てきたように、
失語・失行・失認は、
それぞれ脳の別の働きがうまく使えなくなっている状態です。
頭では
「わざとじゃない」
「病気のせいだ」
とわかっていても、日々の生活の中では、
つい“普通なら通じるはずの対応”をしてしまうことがあります。
ここでは、
症状ごとに起こりやすい「逆効果になりやすい関わり」を整理してみましょう。
● 失語 × 正論・早口・問い詰め
失語がある方に対して、
家族がついやってしまいがちなのが、
- 「だから、さっきも言ったでしょ」
- 「何が言いたいの? はっきり言って」
- 早口で次々と説明する
- 答えを急かすように質問を重ねる
といった関わりです。
これは、
言葉で理解し、言葉で返す力が落ちている状態では、
とても大きな負担になります。
本人は、
「わからない」
「うまく言えない」
という状態に追い込まれ、
- いら立ちが強くなる
- 会話そのものを避ける
- 黙り込む、怒る
といった反応につながることも少なくありません。
👉 伝えようとしている内容が正しくても、
“言葉の量・速さ・詰め方”が合っていないと、逆効果になってしまうのです。
● 失行 × 急かす・手順を一気に言う
失行がある方に対しては、
-
「早くして」
-
「違う、先にこっち」
-
「ほら、こうやるの」
-
手順をまとめて説明する
といった対応をしてしまうことがあります。
けれど失行では、
目的はわかっているのに、動作のつながりがうまく作れない状態です。
急かされたり、
一度にたくさんの指示を受けると、
- 何からやればいいかわからなくなる
- 余計に動きが止まる
- 自信を失ってしまう
という悪循環が起こりやすくなります。
👉 「できない」のではなく、
「つなげられない」「整理できない」状態だという視点が大切です。
● 失認 × 否定・訂正・現実を突きつける
失認がある場合、家族が特に戸惑うのが、
- 「それは○○でしょ」
- 「違うよ、ここは家だよ」
- 「この人、誰かわかる?」
といった訂正や確認の言葉です。
失認では、
本人が見ている世界そのものが、
家族の認識とはずれてしまっています。
そこに対して、
- 否定される
- 間違いを突きつけられる
- 現実を押しつけられる
と、本人は
混乱・不安・恐怖を強めてしまうことがあります。
👉 本人は「間違えよう」としているのではなく、
その人なりの世界を必死に理解しようとしている途中なのです。
🔎 つい、してしまうのは自然なこと
ここまで読んで、
「やってしまっているかもしれない…」
と感じたとしても、それは責められることではありません。
家族は、
- 安全に過ごしてほしい
- ちゃんと伝えたい
- 間違えさせたくない
という思いがあるからこそ、
正論や訂正を重ねてしまうのです。
次の章では、
こうした「逆効果になりやすい関わり」をふまえたうえで、
症状があっても、本人が安心しやすい関わり方・環境の整え方を整理していきます。
「どう声をかければいいのか」
「どう整えれば、迷いが減るのか」
そのヒントを、具体的に見ていきましょう。
失語・失行・失認。
ここまで読んでくださった方は、
- 言葉が通じにくい
- 行動がちぐはぐ
- 反応が理解できない
といった変化が、
「性格の問題」や「やる気の低下」ではない ことを、少しずつ感じておられるかもしれません。
これらの症状は見え方こそ違いますが、
脳の中では共通して、
一度に処理できる情報量が減り、
つなげて考えることが難しくなっている
という変化が起きています。
そのため、
関わり方も「症状ごとのテクニック」より、
考え方の軸 を持っておくほうが、日常では役に立ちます。
ここでは、
失語・失行・失認すべてに共通する
安心につながりやすい関わり方の基本 を整理します。
● 基本① 単純な構造にする
―― 情報は「減らす」ほど伝わります
認知症が進むと、
- 長い説明
- 一度に複数の指示
- 抽象的な言い回し
は、理解の負担になります。
たとえば、
「これ片づけたら手を洗って、そのあとご飯ね」
よりも
「これを置きます」
「次は手を洗います」
というように、
一つずつ・短く・区切る ほうが伝わりやすくなります。
これは、
- 失語:言葉を処理する負担を減らす
- 失行:動作の手順を整理する
- 失認:状況を把握しやすくする
どの症状にも共通する工夫です。
「説明を足す」のではなく、
説明を削る という発想がポイントです。
● 基本② 今、残っている力を生かす
―― できないことより「できる入口」を探す
失語・失行・失認があっても、
- すべてが一度に失われるわけではありません
- できることと、難しいことが混在しています
たとえば、
- 話すのは難しくても、うなずきはできる
- 手順は混乱しても、動作の一部はできる
- 顔はわからなくても、声や雰囲気は伝わる
といったことはよくあります。
「前はできていたのに」と比べるよりも、
今、何ならできそうか
を基準に関わるほうが、
本人の混乱や不安は少なくなります。
これは甘やかしではありません。
残っている機能を守る関わり方 です。
● 基本③ 環境と流れを先に整える
―― 声かけより「迷わない仕組み」
認知症の方が困りやすいのは、
- その場で考える
- 判断を求められる
- 予測が必要になる
という状況です。
そのため、
- 物の置き場所を固定する
- 動線をシンプルにする
- 生活の流れを毎日同じにする
といった 環境の調整 は、
言葉での説明以上に効果があります。
「どう声をかけるか」を考える前に、
迷わずに済む状態が作れているか
を見直してみてください。
環境が整うと、
関わる側の声かけも自然と減り、
お互いのストレスが軽くなります。
🌱 小さなまとめ
うまく関わろうとしなくていいのです。
正解の言い方を探さなくてもいい。
大切なのは、
- 単純にする
- 残っている力を見る
- 迷わない環境をつくる
この 共通の軸 を持つこと。
それだけで、
失語・失行・失認があっても、
日常は少しずつ落ち着いていきます。
ここまで見てきたように、
失語・失行・失認がある中での関わりは、
工夫を重ねても、どうしても難しさが残る場面があります。
それは、
家族の対応が足りないからでも、
がんばりが足りないからでもありません。
脳の働きそのものが変化している中で、
家庭の工夫だけでは支えきれなくなるタイミングが、
少しずつ近づいているサインでもあります。
次の章では、
「どこから医療や専門家の力を借りるとよいのか」
そして
介護する人自身を守るための視点について、
整理していきます。
失語・失行・失認のある人を支える日々は、
少しずつ、しかし確実に、
介護する人の心と体をすり減らしていきます。
「もう少し様子を見よう」
「自分が工夫すれば、まだ何とかなる」
そう思いながら続けているうちに、
疲れや不安が限界に近づいていることも少なくありません。
それでも多くの方が、
「ここで医療につなぐのは大げさではないか」
「自分が弱いだけなのではないか」
と、自分を責めてしまいます。
けれど実際には、
介護がつらくなってきたという感覚そのものが、
支え方を“次の段階”に進めるサインです。
この章では、
・どのような変化が見えたときに医療や専門職につなぐとよいのか
・介護する人自身が、これ以上傷つかないために大切な視点
この2つを、切り分けて整理していきます。
医療につなぐことは、
あきらめでも、悪化の証拠でもありません。
「一人で抱え続けないための選択」として、
安心して考えていきましょう。
🩺 医療につなぐ目安|こんな変化が重なってきたら相談を
以下は、
「今すぐ受診しなければいけない」チェックではありません。
いくつか当てはまる状態が続いている場合に、
「そろそろ一人で抱えなくていいかもしれない」と考えるための目安です。
☑ 症状そのものに関するサイン
- 失語・失行・失認のために
日常生活の混乱が明らかに増えてきた
- 言葉が通じないことで
本人の不安・イライラ・拒否が強くなっている
- できていた動作が
ここ数か月で目に見えて難しくなってきた
- 間違いを指摘されることで
強い動揺や混乱が出るようになった
- 昼夜逆転・食欲低下・体重減少など
生活リズムの乱れが目立ってきた
☑ 安全面でのサイン
- 外出時に道がわからなくなることが増えた
- 家の中でも迷う様子が見られる
- 危険の判断が難しくなり
転倒や事故のリスクが高まっている
- 一人にしておく時間に
強い不安を感じるようになった
☑ 介護する人側のサイン(とても大切です)
- 常に気を張っていて、休まらない
- 「また怒ってしまった」「もっと優しくできたはず」と
自分を責めることが増えた
- 夜よく眠れない、体調を崩しやすくなった
- 誰にも相談できず、孤立していると感じる
- この生活がいつまで続くのか、考えると苦しくなる
👉 症状+介護者の負担が同時に重なってきたとき
それは「医療や専門職につなぐタイミングが来ている」サインです。
📝 受診時に伝えると役立つポイント(準備メモ)
受診の際は、すべてを完璧に伝えようとしなくて大丈夫です。
以下をわかる範囲で整理しておくと、診察がスムーズになります。
□ 症状の経過
- いつ頃から気になり始めたか
- どんな場面で困っているか(具体例があれば)
□ 日常生活への影響
- 食事・着替え・会話・外出などでの変化
- 安全面で不安に感じていること
□ 服薬・体調の変化
- 現在の内服内容(変更があった場合は時期)
- 食事量・水分量・排便状況
- 睡眠の様子
□ 介護者の状態
- 介護の負担感
- 休めているかどうか
- 困っていること・限界を感じていること
👉 「本人のため」だけでなく
「自分のために相談してよい」
という視点で伝えてください。
🌱 医療につなぐことは「悪化」ではありません
最後に、とても大切なことを。
医療につなぐことは、
症状が取り返しのつかない段階に進んだという意味ではありません。
むしろ、
- 本人の不安を軽くする
- 介護者が壊れずに関わり続ける
- これからの生活を整え直す
ための前向きな選択です。
「まだ大丈夫かどうか」を迷っている今こそ、
相談していいタイミングです。
失語・失行・失認は、
本人のやる気や努力が足りないから起きているものではありません。
脳の中で
「言葉を扱う力」
「動作を組み立てる力」
「見て理解する力」
が、それぞれうまくつながらなくなってきている――
その結果として、今の姿があります。
だからこそ、大切なのは
- できないことを「正す」ことではなく
- 無理に「元に戻そう」とすることでもなく
- 今の状態に合った関わり方へ、静かに切り替えていくこと
です。
家族が悪いわけではありません
ここまで読んでくださった方の多くは、
きっとこんな思いを抱えてきたのではないでしょうか。
- 何度も説明しているのに、伝わらない
- できていたことができなくなり、戸惑う
- つい強い口調になって、あとで後悔する
それは、対応が下手だからでも、
愛情が足りないからでもありません。
「今までの関わり方が、今の脳の状態に合わなくなってきただけ」
なのです。
支え方を変えることは、あきらめではありません
支え方を変えることは、
本人を甘やかすことでも、介護を放棄することでもありません。
- 単純な構造にする
- 今残っている力を生かす
- 環境や流れを先に整える
こうした工夫は、
本人の不安を減らし、尊厳を守り、
そして家族が長く関わり続けるための知恵です。
ひとりで抱えなくていい
もし今、
- 関わり方に迷っている
- これ以上どうすればいいかわからない
- 自分が限界に近づいている気がする
そう感じているなら、
それは「医療や専門職につなぐタイミング」が来ているサインかもしれません。
相談することは、
誰かに任せきりにすることではなく、
支え合う輪を広げることです。
最後に
認知症があっても、
その人がその人でなくなるわけではありません。
言葉がうまく使えなくなっても
動作がぎこちなくなっても
見え方や感じ方が変わっても
安心できる関わりの中で、
穏やかな時間を過ごすことはできます。
この文章が、
「どう関わればいいかわからない」と立ち止まっているご家族にとって、
ほんの少し、肩の力を抜くきっかけになれば幸いです。
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