診察する医師の態度が腰痛に影響する
2024/06/09
診察する医師の態度が腰痛に影響する
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
皆さま、週末はいかがお過ごしですか?
私は先週末とは打って変わって、土日とも早朝からおでかけです。
とはいえ、週末の朝は電車も空いているので、なかなか快適です。
さて、本日は面白い記事を見つけたので、その紹介を。
アメリカの University of North Texas Health Science Centerの John C. Licciardone氏らが JAMA Netw Open (2024;7: e246026)に報告したものです。
まずは、こういう調査をしたことにびっくりなのですが、
慢性腰痛の方を対象に、主治医の診察態度によって、腰痛がよくなるのか悪くなるのかが変わるのか?という調査を行っています。
1470組(主治医と患者:平均年齢 53.1歳)に対して行っているのですが、
主治医が共感性があるかどうかが、腰痛の改善にとって重要で、
オピオイド療法や手術よりも効果があったというから驚きです。
そもそも医者の共感性を調べる尺度があったことも初めて知ったのですが、
興味がある方は、日本語版もあるようなので、こちらをご覧ください。
https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/26130
これは、安心感があることで、痛みが和らいだのか、
腰部の筋肉の緊張がとれてリラックスした結果なのか、
それとも腰痛体操など改善に前向きに取り組めたり、寝込む時間が減った結果なのか、
その複合的な要素が絡んでいるのかはわかりませんが、
腰に問題を抱えていたとしても、(その程度にもよるでしょうが)
前向きにとらえられることで改善しやすくなること、
主治医の影響力の大きさなど
いろいろと考えさせられる報告でした。
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