コーヒー好きに朗報!
2024/06/05
コーヒー好きに朗報!
こんにちは、ヘテロクリニックの木ノ本です。
来週水曜日、6月12日ヘテロクリニックで、
「認知症予防のための運動習慣」というテーマでお話をします。
ご興味がある方は、https://hetero-clinic.com/events/events-1871/
をご覧ください。
さて、本日は昨日も話題にしたMedical Tribuneから興味がある話題をお伝えしていきたいと思います。
皆さまは、コーヒーはお好きですか?
私は好きなんですよね。ほぼ毎日飲んでます。多い時には3杯。
そういうこともあって、以前にブログでコーヒーを欠かさず飲んでいる人が起こす頭痛についてお伝えしました。
参考)コーヒー好きは注意。もしかしてカフェイン中毒になっているかも。
とはいえ、コーヒー好きなことはデメリットばかりじゃないですよ、ということで。
私もそうですが、お仕事でPC前で長い時間、座って作業しているという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういう時に眠気覚ましもかねてコーヒーを飲んでいる方もいるんじゃないかなと思います。
実は、以前から長時間座っていると死亡リスク、心血管疾患の死亡リスクが高くなるということが言われていましたが、どうもコーヒーを摂取しているとそれがチャラになるらしいのです。
BMC Public Health (2024; 24: 1069)で報告されたものなのですが、
10.639人を13年間追跡調査した結果を分析しています。
13年間の追跡期間中、945例がお亡くなりになり、心血管疾患が原因だった方が284人でした。
1日あたりの座っている時間が4時間未満の人と比べると、8時間以上の人は死亡リスクが高かったそうです。
座っている時間が6時間未満で、コーヒーを毎日540g以上摂取している人(A)と
座っている時間が6時間以上で、コーヒーを摂取しない人(B)を比べると
死亡リスクが (B)は (A)の1.58倍、心血管疾患による死亡リスクは (B)は (A)の2.1倍。
さらに、長時間座っていることによる死亡リスクの上昇がみられたのは、コーヒーを摂取しない人にのみ見られたそうです。
そして、もう一つ、こちらはオランダのUtrecht UniversityのYujia Zhao氏らの報告ですが、
コーヒーでパーキンソン病の発症リスクが低下するというものです。
(Neurology 2024; 102: e209201)
こちらは、18万4,024人を13.1年間追跡調査したもので、
血液検査から、カフェインとその代謝産物が発症リスクを減らしているのではないかと推察しています。
とはいえ、以前にもお伝えしたように、カフェインのとりすぎもまた問題です。
自分の身体と相談しながら、決めるようにしましょう。
ヘテロクリニックでは、自分の健康を自分で守るお手伝いをしています。
お身体についてお悩みの際には、まずはオンライン相談をご利用ください。
お申し込みは下記リンクから