2050年には世界で8億人超の人が腰痛もちに
2023/06/27
2050年には世界で8億人超の人が腰痛もちに
2020年時点で腰痛もちの人は世界で6億1,900万人。
それが2050年には8億人を超える見通しだとか。
参考)世界疾病負担研究(GBD)2021の腰痛研究グループ (Low Back Pain Collaboratoes)
Lancet Rheumatol 2023; 5: e316-e329
2020年の世界の人口が78億2100万人で、当然、子どもも入っているわけで...。
う~ん、すごい割合ですね。
しかも、この報告での腰痛の定義が
「第12肋骨~臀部の背面の疼痛で、片側または両側における下肢疼痛を伴うこともあり、1日以上持続するもの」。
ちなみに私は、ちょっと中腰を続けたりなどすると腰が痛みますが、
すぐに治るレベル、つまりこの報告では「腰痛もちではない」ほうに分類されてしまいます。
腰痛もちは各年齢ともに女性が多いそうです。
原因としては
- 職業的要因
- 喫煙
- BMI高値
が多いそうです。
確かに、医療従事者にも腰痛もちの人(特に看護・介護職)多いですし、
私が産業医をしている某運送業の人でも腰痛もちの人は結構います。
国としても「職場における腰痛予防対策指針」というものを出しているようですが、
産業医として伺っているところで腰痛予防について講和したことはあっても
医療現場で腰痛予防について周知しているところをみたことがないんですが...。
腰痛予防していきましょう。
厚生労働省のサイトに作業別腰痛予防対策が載っていますので、参考に