癌の治療後の人生を充実させるために必要なこと
2021/02/04
治療後の人生を充実させるために必要なこと
癌の治療を終えて、職場復帰または新しい職場になった人もいることでしょう。
これからどんどん仕事をするぞと意欲に燃える反面、
病気になる前には感じなかった不安が湧いているかもしれません。
人の迷惑にならないようにしなければ。
誰かに何かを言われたらどうしよう。
受診で休みをもらわないといけないから周りに申し訳ない。
そんな思いから自分の意見を言えなくなったり、無理を押して体調を崩したり、
本来の自分でいられなくなることがあるかもしれません。
どこか自分が弱者になってしまったように感じることもあるかもしれません。
では本当に大切なことはなんでしょうか?
確かに社会に出て働くとなると何かしらのルールに縛られるかもしれません。
その環境を取り巻く人間関係も何かと関わってくるでしょう。
でもそこに順応することが果たして今のあなたの人生に必要なことか一度よく考えてみてください。
あなたが病気になった時に、様々な葛藤があったことでしょう。
これからの人生どうなるのだろう。
死ぬかもしれない。そんな不安がよぎったこともあるかもしれません。
それでも生きています。
どんな状況であろうと生きています。
後遺症があっても、今も副作用に悩んでいても
生きています。
これからの人生をあなたがどう生きるかはあなた次第。
あなたにしかできない生き方があります。
ではどうすればいいでしょうか?
まず自分を見つめてみてください。
あなたはこれまでどんな経験をしてきましたか?
好きだったことはなんですか?
これだけは譲れないと思うことはなんですか?
人生で辛かった時どのように感じ、それを乗り越えてきましたか?
人生の中で嬉しかったことはなんですか?
もし自分の人生に制限がないとしたらどう過ごしたいですか?
本当にやりたいことはなんですか?
どんな生き方をしたいですか?
どんな人たちと過ごしたいですか?
どんな人の役に立ちたいですか?
どんなことで人の役に立ちたいですか?
自分に問いかけてみましょう。
それでも答えが見つからない時は自分が安心できる人に相談することも一つです。
自分では分からなかった自分の良さや能力に気がつくかもしれません。
そして、客観的に自分をみてくれる人に相談することも一つです。
知っている相手であれば、どうしても相手の期待やこうあるべきという考え方の影響を受けることもあります。
その一つにカウンセリングという方法もあります。
感情カウンセリングは、対話によって自分自身が気がつかなかったことに気づけるようにサポートするものです。
うまく有効活用して自分だけの強みを発見し今まで以上に人生を充実させましょう。