幼少期のストレスは大人になって過敏な腸になる?④

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幼少期のストレスは大人になって過敏な腸になる?④

2020/09/03

IBSに悩まされる方へ

 

現在IBS(過敏性腸症候群)に悩まされている人は、

まず今この症状によって日常生活のどんなことに悩まされているか考えてみましょう。

会社に行く途中でお腹が痛くなる人は、会社にスムーズに行けないことでどんなことが起こりそうですか?

 

時間に間に合わず、仕事が遅れてしまうことでしょうか?

遅刻をして人から信用されなくなることでしょうか?

そもそも職場の雰囲気になじむことができず、辛いと感じてはいませんでしたか?

そもそも上司と折り合いがつかず会社に行くこと自体苦痛であったりしませんでしたか?

 

何が起きて困るのか思い返してみてください。

そこにストレスの原因となっている事柄の重要なヒントが隠れているかもしれません。

 

ストレスがこの症状を増悪させています。ですから本当は何にストレスを感じているのか客観的に見つめてみましょう。

一人で実践するのは難しいと感じるかもしれません。ストレスを関していること自体を責めてしまいがちです。

その時は感情カウンセリングを活用してみてください。

感情カウンセリングでは自分で気がついていない本当の気持ちに気がつくことができます。

また、ストレスの原因となっていたイライラや悲しい気持ちを扱い、解消することが可能です。

 

ひょっとすると今あるこの症状は自分がこれからどう生きたいか見つめ直すチャンスかもしれません。

ストレスを抱えながらこれまで通りの社会に適応し続けるのか、

それとも自分の本当に願っている生き方にシフトしていくか。

あなたはこれからの人生をどう生きていきたいですか?

 

今回この話をしようと思ったのは私自身もこのIBSに悩まされていたからです。

いつからかはもう覚えていませんが、少なくとも小学校の高学年の時にはこの症状がありました。

修学旅行中、試験中、緊張する時や人がずっと周囲にいて人目が気になる時よくお腹が痛くなり下痢をしていました。

電車やバスの長距離移動中になると悪夢でしかありません。

テスト中であれば集中できなくなります。

できればそんな場面で痛くなって欲しくはありませんよね。

でも当時はどうすることもできませんでした。

 

確かにその場を離れると症状は落ち着くので、子供ながらこれは気持ちの問題だと感じていました。

気持ちの問題となると周りと同じようにできない自分が精神的に弱くてダメな人間なのだと落ち込みました。

 

ある事象に対してどう思うかは人によって違います。

いっけんすると大変な出来事でも、何かいいことが起きるチャンスと捉える人もいれば、不運としか考えられない人もいます。

今回の新型コロナウイルス感染症の流行もそうかもしれません。

それぞれ考え方、感じ方が違うのです。

どう感じるかが違えば行動だって変わります。

 

幼少期の体験や出産時の影響が原因であるのならば、それだけ人によって違いが起きていても不思議ではありません。

だからと言って幼少期に戻るってやり直すことはできません。

そうなると今の自分が感じていることに注目していくほかありません。

 

私の場合は周囲の人からどう思われているか心の中でいつも怖いと感じていました。

人からよく思われるために、無理な行動をすることもありました。

人からどう思われるかが怖くて本来自分の言いたいことを我慢して言わないようにしていました。

自分の気持ちと行動が合わなくなるほど体に変化が出ました。

 

テストではいい点を取らなければならないと親から怒られると自分にプレッシャーをかけていました。

何かの発表をする場面では、どう評価されるかばかりが気になって、妙に早口になったり、肝心なことが話せなくなリました。

集団で過ごす時も人目が気になってリラックスして過ごすことができませんでした。

 

これらを感じていることに気がついて、一緒に手放していきましょう。

私は実際に感情カウンセリングを受け、またその手法を学ぶことで改善していきました。

 

自分がダメだと思う気持ちや周囲のことが気になって自分の本来の行動ができないことには訳があります。

元を辿るとやはり幼少期の体験に行き着くことが多いのです。

親から批判される、親から否定される、自分は愛されていない、そのような思いが奥底に隠れていることがあります。

 

これからの人生を楽しく、生き生きと過ごすことができるように一歩踏み出してみましょう。

 

ちなみに私は現在この症状はほぼなくなりました。お腹が痛くなって下痢することがほぼありません。

そうは言っても弊害は多少あります。

特定の食べ物を食べるとこの症状が今でも出ることがあります。

それについては次回「食事と腸の良好な関係は?」でお話します。

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