GLP-1ダイエットに製薬4社が注意喚起

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GLP-1ダイエットに製薬4社が注意喚起

2023/07/01

GLP-1ダイエットに製薬4社が注意喚起

2023年6月1日、製薬会社4社が合同で

GLP-1受容体作動薬およびGIP/GLP受容体作動薬の適応外使用に対し

警告する声明を発表しました。

 

ちなみに、その4社というのが

  • ノボ ノルディスクファーマ
  • アストラゼネカ
  • サノフィ
  • 日本イーライリリー

 

「適応外使用の安全性・有効性は確認されていない。

医師により2型糖尿病患者の個々の状態を確認したうえで、

適切に処方・使用されることを目的とした医薬品である」

として、健康被害への懸念を示しています。

 

4社は承認された効能・効果以外での使用を推奨していると受け取れる記事などについては

速やかに規制当局に連絡・相談するともいっていますが...

厚生労働省認可済みの安全・安心なダイエット薬と誤認させるような記載は

まだよく見かけます。

 

なぜGLP-1ダイエットが危険なのか

セント・アンジェラクリニックのブログが医薬品開発専門家の意見としておもしろかったです。

こちらの問題のその後ですが、

依然としてGLP-1ダイエットあちこちで推奨されているようですね。

法的に規制する手段もないようです。

それに対して、日本医師会の宮川政昭常任理事が2023年10月25日の会見で、

「GLP-1ダイエットは健康な方に医薬品を使用することのリスクおよび医薬品適正使用の観点から禁止すべき」という見解を発表しています。

https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=23001

また、本来この薬、糖尿病治療薬なのですが、

ダイエット目的で使う人が多くて、本当に必要な糖尿病患者に薬が使えないという事案もあるようで、

糖尿病学会からも2023年11月28日にコメントが発表されています。

http://www.jds.or.jp/uploads/files/document/info/jds_statement_GLP-1.pdf

個人的には、実際に切実に体調維持(糖尿病の治療)のために必要な人にその薬が届かなくなるのはいかがなものかとは思いますが、

その問題さえなければ美容医療なので、ご本人がお薬を使うことのリスクをしっかり認識しているのであれば、

考え方や事情は人それぞれなので、ご自身で判断していけばいいのではないかと思っています。

 

ただ、お薬の場合、美容整形などとは違って、お薬を使う人がリスク認識がしにくいのではないかということが気になります。

美容整形は注射をしたり、体にメスを入れるわけですから、リスクがあることは誰にでも認識しやすいと思いますが、実際にお薬として使われているものは、誰にでも安全に使えると思われてしまうのではないかと思うのです。

 

下記は消費者庁・厚生労働省・国民生活センターが共同で出した美容医療を受ける前のチェックリストです。

美容医療を受ける前に目を通しておかれることをお勧めします。

https://www.mhlw.go.jp/content/000694624.pdf


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