感情カウンセリングを行う医師はこんな人です
2020/01/16
感情カウンセリングを行う医師、高木麗(レイチェル)と申します。
レイチェルというのは病院に勤めていた時のあだ名です。
本名よりもこちらの方が親しみを持たれやすいのではないかと思い、
カウンセラーとしてはレイチェルで活動しています。
私は数年前まで消化器内科医として大学病院で消化器癌の治療をしていました。
癌の治療をしていた私がなぜ自由診療で予約制の
感情を扱うカウンセリングを始めたでしょうか。
それは現在の医療体制では本来必要な患者さんの心のケアが
できないのではないかと感じたからです。
医療現場では病気を治すことに目が向き、
どうすれば患者さん自身の幸せにつながるのか、
幸せに生きることはどういうことかが
ないがしろにされがちではないかと感じていていました。
例え病気であっても、どういう状況下であっても
幸せに生きることは可能なことです。
もちろん幸せは本人が感じるものなので
こちらから「これが幸せ。こうなると幸せ。」などと決めることはできません。
幸せは自分で気がつくものなのです。
しかし、感情の渦に飲み込まれ、苦しみの中にいる患者さんの多くが
誰にもわかってもらえないと孤独感を感じ
怒りや悲しみで治療に前向きになれないことがあるのではないでしょうか。
そこから抜け出し自分の人生を見つめ生きなおす
そんなサポートができないか模索していました。
その結果、通常の病院ではない新たな場所が必要であると判断しました。
そもそも医師に心のケアは難しいのではないかと思うのです。
私自身、病院で癌患者さんの心のケアのため
個別でカウンセリングをしていましたが
時間的な余裕のなさ、自分自身の身体的、精神的な余裕のなさから
難しいと感じることが多くありました。
病院ではこなさなければならない作業が多いのです。
効率よく多くの人を診ることが重要視されるので
一人一人と向き合えないのです。
多くの患者さんは自分の病気を知った時、大きなショックを受けます。
死の恐怖に襲われたり、
自分のこれまでの人生を悔いたり
自分の身の回りのこと、自分の体の変化
先の見えない未来にただただ不安になります。
癌という病気に限らず、人生で大きなショックを受ける時
自分のことがわからなくなってしまうことがあるかもしれません。
感情に飲み込まれてしまって本来の自分を見失うこともあります。
病気であるにせよ、今ある現実をどう生きるか
そこにフォーカスして、その人の望む本当の生き方を見つけられないか
そんなことを考えていました。
感情カウンセリングでは、自分の中にあるネガティブな感情を扱い
自分が本当にしたいことを見つけ出すサポートをしています。
私は癌の患者さんや癌の家族を持つ方への感情カウンセリングを行い
その方が本当に幸せな生き方を見つけられた時
本当によかったと心から嬉しく感じます。
生きることは素晴らしいことです。
今そのように思えない人はたくさんいるのではないでしょうか?
どんな状況であっても自分の人生を生きよう
そう思っていただければ私は嬉しいです。